Flash Playerリリースノート
Adobe Flash Player 9リリースノート
本ドキュメントでは、主にFlash Player 9のコンテンツを開発するユーザを対象に、Flex 2のドキュメントやリリースノートには記載されていない問題について解説します。 なお、このドキュメントは新たな情報が公開されるとともに、定期的に更新されることがあります。
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Adobe Flash Playerのバージョン
ここをクリックして、最新バージョンの Flash Player がインストールされていることを確認してください。Windows、Macintosh、Linux オペレーティングシステム用の Flash Player 9 の最新バージョンは 9.0.115.0 です。Solaris オペレーティングシステム用の Flash Player 9 の最新バージョンは 9.0.47.0 です。
コンテンツデバッガPlayerのアップデートバージョンは、Flash Playerサポートセンターからダウンロードすることができます。
Adobe Flash Player 9、バージョン9.0.16.0の新機能
Flash Player 8の技術革新をベースにするFlash Player 9は、さらに堅牢なプログラミングモデルの実現、標準規格への準拠、革新的なパフォーマンスの実現の3点に重点を置いて、開発されています。
このバージョンのFlash Playerには、次の新機能が含まれています。
- ActionScript 3.0。ランタイムのスクリプト言語が大幅に改良されており、分かりやすい構文と強力な最新言語機能が利用できます。 ActionScript 3.0を利用すれば、最大10倍の高速パフォーマンスが期待できるだけでなく、アプリケーション起動時間の短縮やメモリ消費量の削減も期待できます。
- 新しいFlash Player API(リスト表示用のものなど)。新しいAPIを利用すれば、コンテンツ・アプリケーションの体裁がさらにクリエイティブに制御できます。
Flash Player 9で使用可能な機能については、Flex Builder 2のヘルプに記載があります。 また、ActionScript 3.0の関連リソースとドキュメンテーションは、ActionScriptテクノロジセンターにも掲載されています。 新しいバージョンを対象とした開発作業の際には、次の事柄に注意する必要があります:
ActionScript 3.0
ActionScriptはFlash Player実行環境のための強力なオブジェクト指向プログラミング言語です。 ActionScript 3.0では、デベロッパが堅牢なプログラミングモデルを利用しつつリッチインターネットアプリケーションを開発できるよう、その言語自体が強化されています。ActionScript 3.0はECMAScript Edition 3(ECMA-262)規格に準拠するとともに、ECMAScript Edition 4(ES4)言語仕様の草案をベースにしています。 すべてのAPIの一覧については、『Flex 2.0 MXMLおよびActionScriptリファレンスガイド』を参照してください。
ActionScript 3.0言語には、次のような特長があります:
- ECMAScript for XML (E4X)
E4Xにより、使い慣れた構文を利用しながら、XMLドキュメントを手軽に操作できるようになります。 新しいE4XのクラスのXML、XMLList、QName、Namespaceを使用して、従来のプログラミング技術より迅速かつ簡単に、XMLデータを移動、フィルタリング、操作することが可能です。
- 正規表現
ActionScript 3.0はECMAScript Edition 3言語仕様(ECMA-262)に定められた正規表現を実装しています。 正規表現をネイティブにサポートすることで、文字列の検索や各種操作手続きのコーディング手間を軽減することが可能です。
- DOMイベントAPI
ActionScript 3.0は業界標準のドキュメントオブジェクトモデル(DOM)レベル3、イベントモデルをベースにしているため、標準化されたAPIを利用しつつ、より詳細にイベント処理を制御できます。
- 表示リストAPI
Flash Player表示リストのオブジェクトを直接、作成・操作・制御して、複雑なアプリケーションを手軽に開発・制御することが可能です。 新たなクラスとしては低容量ビルディングブロックのSpriteと、RawベクトルシェイプのためのShapeが含まれています。 オブジェクトの重なり順を指定・管理する方法が一新されており、オブジェクトの深度がFlash Player 9によって自動的に管理・処理されるようになりました。
- 新たなサウンドAPI
新たなサウンドAPIが実装されたことで、インポートしたサウンドや埋め込んだサウンドがより詳細に制御できます。たとえば、新しいSoundMixer.computeSpectrum()メソッドを使えば、Flash Playerで再生中のサウンドに関する情報を取得することが可能です。
- バイナリデータとバイナリソケット
既存のカスタムプロトコルとの相互運用が可能になり、XMLよりデータを簡潔に表現し、データ転送パフォーマンスを向上させることができます。
- ランタイム例外とエラー処理
ActionScript 3.0には一般的なエラー状態に対応する、ランタイム例外が導入されています。デバッグ作業の能率化とともに、より安全で堅牢なアプリケーション開発が可能になります。
パフォーマンス:
- ActionScript処理の高速化
Flash Player 9では、ActionScript 3.0のパフォーマンスが最大10倍向上します。
- メモリ使用量の削減
ActionScript 3.0アプリケーションは、同様のActionScript 2.0アプリケーションに比べて、より少量のメモリ使用量を必要とします。
Flash Player 9.0.16.0における修正点
- ベクターモードでは、BitmapDataオブジェクトとビデオオブジェクトが印刷できない。 (136539)
- JavaScriptがonUnloadハンドラでActionScript関数を呼び出し、そのActionScript関数が他のActionScript関数を呼び出すような場合、外部APIを使用するとFirefoxブラウザがクラッシュする。 この問題はBugzilla Bug 304088* としてMozillaに報告済みです。 (135795)
- HTMLラッパーのないSWFファイルを返すURLリクエスト(HTTPポストを使ったフォームデータ)が発信された場合、Internet Explorerが一部のURLリクエストを誤った場所にポイントすることがあり、 結果としてFlash Playerにコンテンツがロードされなくなることがあります。この際、デバッガPlayerにはエラーメッセージが表示されるものの、Web Playerでは例外が表示されることなく、エラーが発生します。 この問題はMicrosoft Internet Explorer 7 Beta 2にて修正されています。 (134253)
- Firefoxを使用する場合、ユーザが新しいタブを作成し、このタブに表示を切り替えたとしても、Flash Playerにはこの情報が伝達されず、画面のFlashコンテンツが引き続きレンダリングされます。 この問題はBugzilla Bug 298961* としてMozillaに報告済みです。
Flash Player 9.0.20.0における修正点と改善事項:インテルMacのサポート
インテルMac用のFlash Player 9.0.20.0には、Flash Player 9.0.16.0の全機能とともに、インテルMacに特化したバグフィックスと最適化事項が実装されています。
Flash Player 9.0.20.0はユニバーサルバイナリインストーラとして提供されています。 PowerPCベースのMacをご利用のお客様は、引き続きFlash Player 9.0.16.0のインストーラがご利用いただけます。
本バージョンでの修正事項
OSX Audio MIDIのサンプルレートが48Khzより高い値に設定されている場合、Flash Playerのサウンド出力が正しく機能しません。 一部のサードパーティアプリケーションおよびMIDIブレイクアウトボックスは、起動時にシステム全体のオーディオ設定を変更するものの、終了時にこれらの設定をデフォルト値に再変更しません。 この問題を解決するには、アプリケーション/ユーティリティ/Audio MIDI設定/ 「オーディオ出力」を選択し、「Built-in Output」のプロパティを48Khz以下の値に変更します。 詳細については、こちらのテクニカルノート*を参照してください。 (178206)
Flash Player 9.0.28.0における修正点と改善事項
- Flash Player 9が、新たにWindows Vistaオペレーティングシステムをサポートするようになりました。
- Flash Player 9が、Web Playerのフルスクリーンモードをサポートするようになり、さらに魅力的なFlash、Flex、およびFlash Videoコンテンツ体験が可能になります。この機能の使用法について詳しくは、別途記事の『Flash Player 9のフルスクリーンモードの説明』を参照してください。
- ADDED_TO_STAGEおよびREMOVED_FROM_STAGEイベントが追加されているので、DisplayObjectがそのステージプロパティを監視し、正しくアクセスできる時期とできない時期を確認できるようになりました。 ADDED_TO_STAGEイベントは、DisplayObject(またはそれ自体を含むツリー)がステージに追加されると、DisplayObjectに対して送信されます。 一方のREMOVED_FROM_STAGEイベントは、DisplayObject(またはそれ自体を含むツリー)がステージから削除されると、DisplayObjectに対して送信されます。
- Adobe Flash Player 9.0.28.0には、セキュリティ情報APSB06-18に解説されているセキュリティ強化事項が実装されています。
本バージョンでの修正事項
- それぞれに2つのタブを含む、IE 7のウィンドウインスタンスを2つ開いている場合、バイナリソケット接続がクラッシュを起こす。 (186530)
- Googleビデオの「再生・一時停止」ボタンをクリックすると、別のIEウィンドウが開き、この新しいウィンドウがクラッシュする。 (184274)
- onSetFocusイベントハンドラを使用して親のMovieClipを消去すると、Playerがクラッシュする。 (187080)
- Safariのフルスクリーンモードでコンテンツを視聴すると、フレーム落ちが発生したり、ビデオの再生品質が劣化することがある(PowerPC、インテルMac共通)。 (187776)
- 埋め込みフォントを使用するとともに、アンチエイリアス(読みやすさ優先)を設定している場合、ダイナミックテキストフィールドが塗りつぶされたボックスとして印刷される。 (187087)
- テキストフィールドをselectable=falseに設定しても、キーボードでの選択を防止できない。 (186835)
- RegExp .indexプロパティがダブルバイトを認識しない。 (186337)
- 最初の再生時に斑点が発生したり、2番目のビデオクリップを選択するとビデオストリームがフリーズする。 (186435)
- アルファチャネルを含むビデオの後に、同一ストリーム上にアルファチャネルを含まないアセットがある場合、これらをレンダリングすると、アルファチャネルのレンダリングに問題が生じる。 (183860)
- MovieClip.currentLabelとMovieClip.currentLabelsの動作に一貫性がない。 実際には適切なラベル名を返す必要があるにもかかわらず、nullが返される。 (169127)
- stage.mouseChildrenおよびstage.tabChildrenをfalseに設定しても、
ステージの子に対するマウス操作が無効にならない。 (175090)
- メソッドを閉じる処理がDictionaryのキーとして機能しない。 (177261)
- ピクセルにスナップしたFlashTypeを拡大・縮小すると、フォントのポイントサイズを変更した場合と比べてスペーシングが不正確になる。 (174530)
- 整数以外の数値でCSSの文字間隔を設定すると、テキストフィールドが正しく表示されない。 浮動小数点を使ったCSSの文字間隔設定が新たにサポートされています。従来は、整数以外の値が正しく処理されず、意図通りのテキスト表示結果が得られませんでした。 (182482)
- SimpleButtonのhitTestStateがいずれかの表示状態と同じである場合、SimpleButtonのインスタンスを移動すると、画面上に斑点が現れる。 回避方法:hitTestStateに別のシェイプインスタンスを使用する。 (172822)
- FSCommandのExternalIntefaceを呼び出す際、「エンターフレーム」などのタイマー関連のイベントが正しくトリガされない。 (178286)
- PowerPC用のFlash Player 9.0.20.0およびRosettaモードのインテルMacコンピュータでは、ピクセル単位でのグリッド配置が正しく機能しません。 インテルMacのネイティブモードでは、ピクセル単位のグリッド配置が正しく機能します。 Flash Typeに対してピクセル単位のグリッド配置を使用する際には、インテルMacではネイティブモードを使用し、PowerPCシステムでコンテンツの開発・表示を行う際にはPowerPCバージョンの9.0.16.0を使用するようにしてください。 (180560)
- onSoundCompletionの処理時にActiveXコントロール関連のクラッシュが発生する。(183831)
Flash Player 9.0.31.0における修正点と改善事項:Linuxのサポート
Linux版Flash Player 9.0.31.0には、ウィンドウレスモードとフルスクリーンモードを除く、Flash Player 9.0.28.0のすべての機能が実装されています。
現在のところ、Flash Player 9.0.31.0はFirefox、Mozilla、およびGTK2を使用するSeaMonkeyブラウザのみをサポートしています。Opera、Konqueror、Netscape、Galeonといったサポート対象外のブラウザでは、動作が不安定になることが予想されます。
マイク入力およびスピーカ出力にはALSAのみ、カメラ入力にはVideo4Linux v1のみがそれぞれ対応しています。
本バージョンでの修正事項
- 以前より改善継続中のオーディオとビデオの同期に関する問題点
- カーソルが実行中のSWF領域外にある場合、入力および削除ができない
- Flashコンテンツのアルファ値が100%未満のシンボルが印刷できない
- モーションがカメラに表示されても、モーションステータスが変わらない
Flash Player 9.0.45.0における修正点と改善事項:Creative Suite 3のサポート
Flash Player 9.0.45.0には、Adobe Flash CS3 Professionalを対象としたバグフィックスや改善点が装備されています。本アップデートは、WindowsプラットフォームとMacintoshプラットフォームのみを対象としています。
本バージョンでの修正事項
- flash.net.URLRequest.requestHeadersに対してURLRequestHeaderインスタンス以外(null値を含む)を含む配列が渡されると、クラッシュが発生する。 (192166)
Flash CS3 Professionalで制作したコンテンツを以前のバージョンのFlash Player 9で視聴すると、次の問題が発生します:
- Flash Player 9.0.45.0以前のバージョンでは、Flash CS3 Professionalの新しいActionScript 3.0コンポーネントが正しく動作しない。
- ActionScript 3.0用として書き出したランタイム共有ライブラリ(RSL)がランタイムセキュリティエラーを起こす。 (195395)
- gotoAndStopコマンド(または同様のアクション)によって特定のフレームに再生ヘッドが進むことで、表示オブジェクトのインスタンスが作成されるような場合、第1フレームのアクションが正しく処理されない。 (189490)
- flash.text.TextField.getCharBoundariesを使用すると、Flash CS3 Professionalのテキストツールで作成したフィールドより、2ピクセル左にずれた四角形が返される。 (193249)
Flash Player 9.0.47.0 および 9.0.48.0 での修正および改善事項
Solaris 版 Adobe Flash Player 9.0.47.0 には、Flash Player 9.0.31.0 のすべての機能が搭載されています。Adobe では、Solaris プラットフォームでカメラやサウンドドライバを公式にサポートしていません。
Adobe Flash Player 9.0.47.0 と 9.0.48.0 (Linux) では、セキュリティ情報 APSB07-12 に記載されているセキュリティ拡張機能が含まれています。
Adobe Flash Player 9 アップデート 3、バージョン 9.0.115.0 の修正点と新機能
Flash Player 9 アップデート 3 は、Flash Player 9 で実現されたパフォーマンスと標準準拠の進展をさらに拡張します。中でも重要なのは、このアップデートで H.264 ビデオおよび High Efficiency AAC(HE-AAC)オーディオコーデックのサポートが追加されることです。これによって、広範なエコシステムへの道が開け、HD 品質までの標準に基づくビデオを選択することができます。開発者はこれらをアプリケーションで利用することができます。このアップデートでは、ハードウェアアクセラレーションを使用し、マルチコアで強化されたフルスクリーンビデオ再生機能も追加されます。これにより、主要なオペレーティングシステムおよびブラウザで高解像度表示が可能になります。
Adobe Flash Player 9.0.115.0 には、Flash Player 9 のセキュリティに関する変更*およびセキュリティ速報APSB07-20*で説明されているセキュリティ拡張機能が含まれています。
以下に、開発者が知っておきたい新機能をまとめます。
オーディオ / ビデオの新機能
- H.264/HE-AAC コーデックのサポート
Flash Player 9 アップデート 3 には、H.264 ビデオおよび High Efficiency AAC(HE-AAC)オーディオコーデックのサポートが含まれます。これによって、広範なエコシステムへの道が開け、HD 品質までの標準に基づくビデオを選択することができます。開発者はこれらをアプリケーションで利用することができます。ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイルなど、MPEG-4 Part 12(コンテナ)および Part 10(H.264)のサブセットがサポートされるので、Flash Player で既存の MP4、M4A、MOV、MP4V、3GP、3G2 コンテンツを再生できます。
強化されたパフォーマンス
- マルチコアサポート
最大で 4 CPU まで利用できる新しいマルチコアサポートによって、ベクター、ビットマップ、フィルタ、ビデオ(true 1080p ビデオなど)のレンダリングが高速化されます。
- ハードウェアスケーリング
ハードウェアスケーリングを使用することで、フルスクリーンビデオのパフォーマンスと品質が改善されます。
- マルチスレッド対応ビデオデコーディング
VP6 ビデオコーデックがマルチコアシステム上の独立したスレッドで実行されるようになり、true 1080p ビデオが可能になりました。また、この変更によって、VP6 コーデックの応答性とデコードのブロックノイズも改善されます。
- イメージのスケーリング
ビットマップイメージのスケーリングに新しいアルゴリズムを使用することで、縮小されたイメージの画質とレンダリングパフォーマンスが改善されます。
- Flash Player キャッシュ
Flash Player キャッシュを使用すると、Flex Framework などの共通コンポーネントをローカルにキャッシュし、すべてのドメインから SWF で使用することができます。Flash Player キャッシュを使用することで、SWF ファイルのサイズをかなり小さくすることができ、アプリケーションのダウンロード時間を高速化することができます。
- Flash Media Server のバッファリング
ストリームの一時停止中に、ストリームバッファが保持されます。
全般的な改良点
- Linux 向けのフルスクリーンモード
Linux で、ハードウェアスケーリングによるフルスクリーンモードがサポートされました。
- プラグイン向けのアクセシビリティのサポート
Flash Player 9 アップデート 3 は、Microsoft Active Accessibility(MSAA)API のサポートをプラグインに追加します。これによって、プラグインベースのブラウザと Internet Explorer ブラウザで一貫したサポートが可能になります。
- Mac OS X Leopard のサポートt
Flash Player 9 アップデート 3 では、Mac OS X Leopard オペレーティングシステムがサポートされます。
このバージョンでの修正状況
- Linux では、Flash Player が表示したモーダルダイアログがブラウザウィンドウの手前にとどまりますが、ブラウザとのやり取りが妨げられることはありません。(191331)
- Windows Vista では、Flash Player 9(9.0.45.0)ActiveX コントロールのインストール後に Flash コンテンツを表示しようとすると、Internet Explorer 7 の保護モードによってセキュリティ警告が表示されることがあります。セキュリティ警告は、Player のインストールの一部として adobe.com/jp の Flash Player ダウンロードセンターから Google ツールバーをインストールしようとしたときにも表示されることがあります。この問題は、2007 年 6 月の Internet Explorer アップデートによって修正されました。
- スタンドアローン Player だけを使用して特定の SUSE 9.2 をインストールした場合、SeaMonkey を開いた状態でスタンドアローン Player からブラウザを開こうとすると、Player がハングアップします。(193383)
- Linux の場合、現状ではスタンドアローン Player でのネットワーク操作の速度が遅くなります。(193158)
- Linux では、Flash コンテンツの上にマウスを置くと、キーボード入力がブラウザに送信されません。(194265)
- Macintosh システムの Opera ブラウザではフルスクリーンモードはサポートされません。(189140)
- Linux では、フルスクリーンモードがサポートされるようになりました。
- ExternalInterface または FSCommand を使用して JavaScript の document.write(..) メソッドを呼び出すと、次のページの読み込み時に Safari がハングアップします。この問題は Apple に報告されています。(167996)
- Mozilla Plugin Finder Service は、ダブルバイト言語モードを使用する Intel ベースの Mac には Flash Player 9.0.20.0 をインストールしません。ユーザは Adobe Flash Player ダウンロードセンターからインストールするか、ダブルバイト以外の言語モードで Plugin Finder Service を使用することができます。(180719)
- wmode を「transparent」に設定していると、プラグインバージョンの Flash Player は flash.events.Event.RENDER を起動しません。(198515)
- wmode を設定しているときにフルスクリーンを使用できます。(202290)
- ExternalInterface を通じて大量の XML を渡す処理が非常に速くなります。(206828)
- オブジェクト名にドットが含まれる HTML オブジェクトに ExternalInterface を使用できるようになりました。(199614)
既知の問題
新規および既知の問題の包括的な一覧については, Flash Player Support Center* を参照してください。
全般
- Flash Player は、2GB を超えるファイルをプログレッシブモードで読み込むことはできません。(210223)
- loadBytes でコンテンツを読み込むと、UILoader は scaleContent を無視します。(209828)
- ミップマッピングに依存する多数のビットマップを読み込むと、メモリ使用量が大幅に増加することがあります。(205555)
- Flash Player は、30 フレーム/秒までのビデオの再生をサポートします。
- Opera および Netscape では、ExternalInterface API を使用した Flash Player への再帰呼び出しはできません。この問題は、Opera と Netscape に報告されています。(184777)
- 特定のブラウザでは、ウィンドウが解像度の異なる 2 つのモニタに分割されていると、フルスクリーンが正しくレンダリングされません。(210161)
- 1024 未満のポートにソケット接続すると、securityError ではなく ioError がスローされます。(209795)
- Flex プロファイラの使用時、FlashPlayerTrust が誤ってファイルとして作成されると、Flex プロファイラはクラッシュします。FlashPlayerTrust がディレクトリとして正しく構成されていることを確認してください。(203879)
- Windows版のスタンドアローンFlash Playerにおいて、空のPOSTアクションがGETに変更される。 (85982)
- 親のActionScript 3.0 SWFに対して、コンポーネントを含むActionScript 2.0 SWFを連続して読み込ませると、一部のコンポーネントが破損する恐れがある。 コンポーネントは、最初の読み込み時には正しく動作するものの、新たにActionScript 2.0コンポーネントを読み込む際や、同じクラスのActionScript 2.0コンポーネントをアンロードする際に破損することがあります。 (176101)
- 表示オブジェクト、ストリーム、メディアなどのアクティブなオブジェクトを即時クリーンアップしたい場合、ガベージコレクションに頼らないようにしてください。 即時的なアクティブオブジェクトのクリーンアップが必要な場合は、 適切なActionScript 3.0 API(close、removeEventリスナーなど)を使用してください。
- delete演算子は、オブジェクトのプロパティを削除することを意図しているものであり、クラスのメンバーを削除するためには使用できません。 delete演算子について詳しくは、『ActionScript 3.0リファレンスガイド』を参照してください。
- OSX Audio MIDIのサンプルレートが48Khzより高い値に設定されている場合、Flash Playerのサウンド入力が正しく機能しません。 マイクを使用しても、ノイズが録音されるか、何も録音されないかのどちらかになります。 一部のサードパーティアプリケーションおよびMIDIブレイクアウトボックスは、起動時にシステム全体のオーディオ設定を変更するものの、終了時にこれらの設定をデフォルト値に再変更しません。 この問題を解決するには、アプリケーション/ユーティリティ/Audio MIDI設定/ 「オーディオ入力」を選択し、「Built-in Input」または(および)「Built-in Microphone」のプロパティを48Khz以下の値に変更します。 (160350)
- スタンドアローン版のPlayerは管理者権限のないVista環境において、SWFおよびFLVファイルの関連付けを自動的に登録することができません。回避策:登録プロパティを適切に設定するには、SAFlashPlayer.exeを右クリックしてメニューから「管理者として実行」を選択し、一度、管理者権限でSAFlashPlayer.exeを起動するようにします。(183319)
- ビットマップ効果とフィルタが印刷されない。 (185581)
- フルスクリーンモードを解除する際、ボタンラベルのテキストが正しく再描画されないことがあります。 強制的に再描画処理を行うには、該当テキストをマウスオーバーする必要があります。 (185459)
- 変換マトリックスを使って変形を指示しても、該当するMovieClip、DisplayObjectのプロパティに変更内容が反映されません。 たとえDisplayObjectの変換マトリックス(flash.geom.Transform、flash.geom.Matrix)を変更しても、scaleX、scaleY、rotationなどのプロパティは変更されません。 ただし、これらのプロパティに対して行った変更は、該当のマトリックスに反映されます。 マトリックスを変更してからプロパティを変更すると、マトリックスも元の値にリセットされます。 この問題の影響はActionScript 2.0とActionScript 3.0に及びます。回避策:マトリックス変換を使用する場合は、scaleX、scaleY、rotationの使用を避け、それぞれのマトリックス変換を使用するようにします。
- "render"処理中にstage.invalidate()をトリガすると、イベントリスナーが正しく機能しない。 (184574)
- JavaScriptを介して外部インタフェースAPIから渡された空の文字列が、nullに変換される。 (184474)
- RealtekやSoundMaxなどの一部のビデオカード用のドライバがWaveOutをサポートしていないため、一部のWindowsユーザの環境においてサウンドに問題が生じることがあります。 (184367)
- Macintoshシステムのフルスクリーンモード表示中にショートカットメニューを開くと、FLVビデオの再生パフォーマンスが一時的に低下することがあります。 (189059)
- フルスクリーンモードではテキスト入力がサポートされていないにもかかわらず、入力テキストフィールド上にテキスト入力のためのカーソルが表示されます。回避策:入力フィールドを動的にダイナミックテキストフィールドに変換するか、フルスクリーンモードの間はTextInputコンポーネントを無効にします。(182474)
インストール・アンインストール
- 中国語のオペレーティングシステム上では、Flash Playerプラグイン(Netscape/Plugin)を手動でアンインストールする必要があります。日本語のオペレーティングシステム上では、旧バージョンのFlash PlayerがインストールされているとFlash Playerをインストールすることができません。 (199037)
- Flash Player 8プレビューリリース(8.0.17.0または8.0.27.0)を最新のPlayerに更新する際、Express Install機能が正しく動作しません。 Adobe Flash Playerダウンロードセンターに直接アクセスして、最新リリースをインストールしてください。
- 他のアプリケーション(Yahoo Instant Messengerなど)がFlash Playerを使用している間にアンインストーラを起動すると、明確な通知なくアンインストールの実行が中断し、Flash Playerの削除が実行されません。 アンインストーラを実行する前に、すべてのアプリケーションを終了してください。
ブラウザ
- カスタマイズした"User-Agent"ヘッダを持つURLRequestを使用すると、FirefoxおよびNetscapeブラウザ上ではヘッダ内に2つのUser-Agentが含まれます。 この問題はBugzilla Bug 337766* としてMozillaに報告済みです。 (173842)
- Macintosh版のOperaブラウザは、フルスクリーンモードをサポートしていません。 (189140)
- URLの呼び出し時に適切なフレームを開いたり、"window.location"や"top.location"といったウィンドウ値を取得するには、SafariブラウザのJavaScriptを有効にしておく必要があります。 (178510)
- Mozilla、Firefox、Netscapeブラウザでは、エンコードタイプにUTF-8が指定されている場合、一部の日本語文字が正しく表示されないことがあります。 (180778)
- ブラウザのファイルメニューからWebページを印刷すると、Flashコンテンツが印刷されません。回避策:ブラウザのコンテキストメニューの「印刷」オプションを使用します。(194270)
Windows
- VMWare 内で実行される Windows Vista では、一部のビデオが速く再生されます。(210586)
Linux
Adobe Flash Playerチームへのバグの報告
バグを発見された場合は、オンライン上にあるアドビ製品への要望・不具合報告フォームを利用して、バグの詳細をご報告ください。
メモ:大量の電子メールが寄せられるため、個々のご要望への返答はいたしかねます。
Adobe Flash Playerをご利用いただきありがとうございます。また、貴重なご意見・ご要望をお寄せいただきありがとうございます。