ページ更新時間:2008年02月28日(木) 00時01分 | ||
退学処分巡るアイドル側の訴え退ける 訴えているのは、グラビアアイドルの小泉摩耶さん(19)。東京・調布市にある桐朋女子高校の3年生だったおととし、学校側から突然、退学処分を言い渡されました。退学の原因は、「現役女子高生」というグラビア写真の出版でした。 「写真集を出しても、全く回りからの評価もなくて、全然売れもしなかった場合には、早々にあきらめようと思いました。学校を離れるというふうには、思っていませんでした」(小泉摩耶さん) 高校側は去年7月、小泉さんの写真集が発売されたことを知り、「在学中の芸能活動は厳に慎まなければならない」という指導方針を理由に自宅謹慎を言い渡しました。その3か月後、自主退学を通達するも、小泉さんが応じなかったことから退学処分にしたということです。 「もうどうしたらいいのかなというのがありましたね。今まで学校に行ってきて、あとちょっとで卒業だった。“卒業”も、私にはできなくて」(小泉摩耶さん) 一方、小泉さんは「入学した際に配られた手引きには芸能活動を禁じる規定はなく、写真集の発売により学校の秩序が乱れていない」と、おととし12月、桐朋女子高校を相手に退学を取り消すための訴訟を起こしました。 「私は、また桐朋に戻って、卒業したい。できるんだったら、(芸能活動を)やめてもいいです」(小泉摩耶さん〔昨年10月〕) 高校生の芸能活動の是非。果たして街の人は、どう見ているのでしょうか。 「退学はひどいんじゃないかな」(女性) 「校則があるかどうかは別にして、(活動の場は)自由だと思う」(男性) 「校則というものがあって、それに従ってこそ高校生だから」(女性) そして迎えた27日の判決。芸能活動の禁止については、「彼女が入学する前から高校は教育方針としていた。しかも、ホームルームなどで説明するなど周知の措置がされていた」などとして、小泉さん側の訴えを退けました。 小泉さんの訴えは、届きませんでした。この判決について小泉さんは、「卒業したいという気持ちを裁判官に理解してもらえず、残念です」と話しています。 一方、桐朋女子高校は「学校としてコメントを出すことは考えていない」としています。(27日23:25) |
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