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【経済】

SBIがジャスダック買収に意欲 大証と争奪戦も

2008年2月27日 21時03分

 投資会社SBIホールディングスの北尾吉孝最高経営責任者(CEO)が、ジャスダック証券取引所の買収に意欲を示していることが27日、分かった。同取引所株式の7割を保有する日本証券業協会は、大阪証券取引所に売却する方針で協議中。SBIが株式公開買い付け(TOB)など具体的な行動に出れば、ジャスダック争奪戦になる可能性も出てきた。

 SBIは、株式の夜間売買のために運用している私設取引システム(PTS)の取引時間を昼間に拡大する方針。出来高が増えれば取引所免許の取得が必要になるため、ジャスダック買収に意欲を示すようになった。

 北尾氏は、SBIの会員向けウェブサイトで「(取引所になるには)審査機能などを持たねばならず、それなら買収した方が早い」と表明。大阪、福岡、札幌の各証券取引所の買収にも関心を持っているという。

 取引所や協会以外が取引所の株式を保有する場合は、1社当たりの上限があるため、他の証券会社と連合して買収することを検討する。北尾氏は、既に複数の外資系証券会社から参加の打診を受けているとしている。

(共同)
 

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