日本ビクターは27日、モーター事業を、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP、東京・千代田)が設立する新会社に譲渡すると発表した。非中核の部品事業からの撤退を進め、経営再建を急ぐ。
HDD用モーターなどモーター事業を分社化して3月31日付で譲渡する。譲渡額は決定次第公表する。同事業の売上高は2007年3月期で約265億円。藤枝工場とタイ工場でモーターを生産している。従業員194人は新会社に転籍する。
ビクターは1月にプリント基板事業をメイコーに売却すると発表した。部品事業の売却を加速、中核のAV(音響・映像)機器事業に経営資源を集中する。(27日 22:46)