中国 日本のミサイル防衛懸念 自衛隊のトップとして8年ぶりに中国を訪問している齋藤統合幕僚長は、27日、北京で中国人民解放軍の陳総参謀長と会談しました。会談のあと、齋藤統合幕僚長は記者団に対し、日本がアメリカと進めているミサイル防衛システムの構築について、陳総参謀長が懸念を表明したことを明らかにしました。そのうえで齋藤統合幕僚長は「弾道ミサイルに対する防衛システムは、あくまでも専守防衛の政策の一環として行っていることを説明した。理解を得られたと思う」と述べました。一方、陳総参謀長は、会談のあと記者団に対し、日本とアメリカが3年前に発表した日米共同の戦略目標に台湾海峡の問題を明記したことについても懸念を表明しました。そのうえで「台湾は中国の領土だ。中国の領土に、日本が関与する必要はない」と述べ、台湾海峡の問題に日本やアメリカが介入しないよう求める中国の立場を強調しました。 |
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