埼玉県春日部市で、93歳の女性が13の病院に救急搬送を断られ、その後、死亡していたことが分かりました。
春日部市消防本部によりますと25日午後6時半ごろ、春日部市で93歳の女性が自宅で倒れていると、介護ヘルパーからの119番通報がありました。
救急隊は、春日部市などの近隣の13の病院に受け入れを要請しましたが、「ベッドがいっぱい」などの理由で断られ、通報からおよそ2時間後の午後8時20分ごろ、さいたま市の病院に搬送されました。
女性は中度の意識障害と診断されましたが容体が悪化し、午後9時20分ごろ死亡しました。搬送されるまでに時間がかかったことと死亡との因果関係は不明だということですが、春日部市消防本部は「13の病院に受け入れを断られることは異例」としています。(27日11:10)