 |
|
 |
Specia thanks/エチゴヤE2の愉快な仲間達 |
前回のあらすじ
指示してもないのにお座り・お手で執拗におねだりしてきたり、人間より快適な場所を独占したり、犬自身のペースで勝手に散歩しようとするといった、自分がボスである事を誇示しようとする行動を「権勢行動」といいます。
そして、しつけの基本にして案外勘違いされている芸こそが「お座り」だといえましょう。あなたのワンちゃんは、どんなお座りをしてますか?今回は、お座りの根源的な意味と簡単なしつけ方法について書いていきます。 |
|
そもそも「お座り」とは、犬にその場でじっとしてもらうためのものです。しかしながら、実際は下の「究極のお座り」のように、ご飯が欲しい時などの要求を飼い主に伝える際の手段となっている場合がほとんどです。
確かに、「お座り」をしつける際に、ご褒美としておやつやご飯を与えるのは一般的に行われている方法ですが、「座ればご飯がもらえる」という事を学習した犬が「ご飯をもらうために座る」事を始めるのは、できるだけ避けたいものです。
というのも、お座りのしつけは本来「飼い主の指示を受けたら座る」ためのものだからです。 |
|
「え?」とお思いの方も、よーく考えてみたらわかるかも?何のためにお座りを仕込むのかを。「お座り!」と言えば座る、そこまでは一般的な事なのかも知れません。しかし、勝手にお座りしまくってくる事は果たして「芸」なのでしょうか?おねだりではないのでしょうか?そして、度を過ぎたおねだりは、悪い意味で犬のわがままを助長する結果となり、飼い主と犬の立場の関係が崩れる原因ともなりかねないのです。 |
|
 |
1.「お座り〜お座り〜」と歌いながら犬の注意を真上に引き付け、のけぞらせる。
2.のけぞったら、ゆっくり腰を押し下げて座らせる。もちろん歌は続行。
3.座ったら手を離し、そのまま座ってくれたら、存分に褒めまくる。
4.座る時間を伸ばす。ちなみに、勝手に座っても決して褒めない事!(大事です) |
|
|
 |
|
すっかり「おねだりの手段」と化した感のあるお座りですが、もしあなたが、ちゃんとしたしつけを心掛けてるのならば、ドッグカフェやお散歩中のマナーにも影響してくる事ですので・・・せめて「お座りはおねだりの手段ではない」事を頭に入れてくれてたらうれしいです。(犬好きの人なら、いきなり目の前にお座りされておねだりを受けても喜ぶだけですが、世の中には犬のそういう態度を快く思わない人も少なからず存在します・・・)
お座りのコントロールが出来てこそ、その犬は真に「お座りを覚えた」と言っていいでしょう。 |
|
|
次回のお題は・・・ |
・・・犬学次回予告・・・
おさんぽデビュー!春うららうららウララーッ!
|
|
※本コーナー掲載のイラストは月刊i-PET編集部作成によるものです。漫画等作品に関するオリジナリティ及び著作権を侵害する意図は一切ございません。 |
前回の補足「たたりの効果的な使い方?」
「毎回たたりを下すのは手間がかかります。どうしてくれるんですか?」(ハト子様/28歳/宗像市)
とのお問い合わせを頂きました。そういう場合は、たたりを下す前に何らかの「予兆」を見せてあげると効果的です。(映画「ジョーズ」でサメが襲来する予兆のBGMとして用いられた「ダンダンダンダン・・・」のようなもの)やがて、この「予兆」を見せるだけで、犬はたたりの到来を予感し、結果として実際にたたりを下す頻度は下がるでしょう。何の予兆を下していいのかわからないあなたは、騙されたと思って下の歌に適当なリズムをつけて、たたりの前に歌ってみて下さい。脳裏にデビルマンやバタリアン、ジェイソンや貞子などを思い浮かべつつ「なりきって歌う」のがコツです。(※効果には個人差があります。あんまり犬を怖がらせると逆効果ですのでご注意下さい。あと、自己責任でお願いします)
【いぬがく たたりの歌】 作詞/手島直樹
せ〜めてくる せめてくるはめつの王が攻めてくる いけないことをしたのだはだれだ(ウッラー!)
トイレもごはんもおさんぽも〜 マナーがなければ たたられる〜(ウッラー!ヤボール!タリホー!)
ちゃんとしよう〜 ちゃんとしよう〜 ちゃんとちゃんとの アイペット〜(ヨロレリヨリ〜)←ヨーデル風に |
|
|
|