韓国新政権 内定者辞退相次ぐ
25日に就任した韓国のイ・ミョンバク大統領は、新政権の閣僚15人を指名しました。ところが、一部の内定者について不正な不動産取引をしていたのではないかといった疑惑が持ち上がり、最大野党は、これらの閣僚内定者を承認する手続きの聴聞会をボイコットし、徹底的に追及する構えを示しています。こうしたなか、大統領府のイ・ドングァン報道官は27日、統一相に内定していたナム・ジュホン氏と環境相に内定していたパク・ウンギョン氏が「新政権に迷惑をかけたくない」として、相次いで就任を辞退する意向を示したことを明らかにしました。これで、入閣を断念したのは、24日に辞退を表明した女性相の内定者とあわせて3人になりました。さらに、政権の要となる首相に指名されたハン・スンス元外交通商相も、不正な不動産取引の疑惑が取りざたされており、国会での承認が遅れています。このため、イ・ミョンバク政権は早くも組閣の段階でつまずく形となっており、閣僚の人選のあり方に批判が強まっています。 |
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