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沖縄の米兵外出禁止に

2008年02月26日

在沖縄米国海兵隊の隊員が少女への暴行容疑や飲酒運転容疑などで相次いで逮捕された事件を受け、在日米軍は19日、沖縄に駐留する陸、海、空各軍と海兵隊のすべての所属隊員について、20日午前7時半から、無期限で仕事以外での外出を原則禁止することを決めた。礼拝や教育、医療機関での受診などの理由による外出は対象外となっている。

 隊員の逮捕が続いている在沖の海兵隊だけでなく、全四軍を対象にした無期限の外出禁止措置は極めて異例だ。

 在沖米軍は今回の措置を「反省期間」と定義。基地内居住者だけでなく、基地の外に住んでいる隊員も職場への通勤以外での外出が原則禁止されることになる。通勤の際の私有車の運転は認められる。また、沖縄だけでなくすべての在日米軍を対象に今月22日を「反省の日」とすることも決めたという。

 在沖米軍は「隊員による一連の事件を深刻に受け止めている。すべての隊員が米国軍人としての規律を見直す機会に充てたい」とコメントした。

 在日米軍は、海兵隊員が女子中学生に暴行したとして逮捕された事件を受けて綱紀粛正を約束。沖縄だけでなく本土に駐留している部隊も含むすべての在日海兵隊員に対し、倫理指導を強化した。だが、その後も別の在沖隊員が道交法違反(酒酔い運転)や住居侵入の疑いで逮捕される事件が続いていた。

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