社会
掘っ立て柱建物跡16棟確認 姫路市・市之郷
大規模な掘っ立て柱建物跡が見つかった発掘現場=姫路市市之郷 |
兵庫県教委は二十三日、姫路市市之郷の姫路警察署庁舎新築工事に伴う発掘調査で、六世紀末-七世紀の掘っ立て柱建物跡が十六棟分確認された、と発表した。この時代の掘っ立て柱建物跡がまとまって見つかるのは県内では珍しいといい、今後の調査でさらに増える可能性もあるという。
県教委が、約二千九百平方メートルを対象に、昨年十二月上旬から調査。掘っ立て柱建物跡は最大九メートル×四・五メートル、最小三×三・五メートル。一メートル四方の柱穴からなる大型の建物跡二棟を確認した。
今後、調査が進めばさらに建物跡は増える可能性があるが、同時期にすべてが存在したわけではなく、同じ場所で建て替えが行われていた可能性もあるという。
調査場所の東隣には、七世紀中ごろに創建されたとみられる市之郷廃寺があったと推定されており、大型の掘っ立て柱建物跡は、同廃寺との関係が注目されている。
県教委は「多数の建物跡は姫路の中心的なムラの一つであることを示し、有力な人物が利用していたと考えられる」としている。
掘っ立て柱と時期は異なるが、約二十棟分の竪穴住居跡も見つかった。住居の廃絶、埋め戻し、建て替えを繰り返していたとみられ、県教委は同時期にあったのは数棟とみている。この遺跡からは、弥生時代の溝や土坑に加え、平安時代の墓に副葬された青磁器や土師器などが良好な状態で見つかっている。
二十六日午後一時半から現地説明会がある。小雨決行。現地調査事務所TEL079・223・3312(中部 剛)
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