大津市内のある病院で、医師や看護師が患者への思いを記した顔写真付きの自己紹介カードを作って張り出したところ、匿名の患者から感謝の手紙が届いた。
「励ましの言葉に勇気づけられます。いつもありがとう」などとつづられており、感激して涙を流す看護師もいたとか。
この自己紹介方法は、昨秋の院外研修に参加した看護師が「患者との付き合い方を考えるうえで有効」などと提案し、早速、採用が決まった。数年前から全国の病院でも取り入れられ始めているという。
患者にとって、自らの体調を診てくれる人のことを知りたいと思うのは自然な気持ちだろう。現在、この病院で取り組むのは1病棟のみだが、やがては病院全体に広がることを望みたい。【豊田将志】
毎日新聞 2008年2月27日