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富士通、トヨタ式改善活動加速
富士通は1月に新設した自律改善推進室が司令塔になり、作業指示看板や生産性の測定ツールの活用などを共通化した小集団活動をグループ企業を合わせた約4万人のホワイトカラー職に導入する。トヨタ生産方式(TPS)をモデルとした改善活動を生産現場に加え、営業やシステム技術者(SE)、事務系などに拡大。金融業向け部隊での試行を踏まえ、08年度から産業・流通、テレコム、地域子会社などに横展開する。小集団ごとの生産性はITでグラフ化するなど工夫を凝らし、2、3年で自律改善を日常業務に根付かせる。
TPSを起点した全社改革は製造業で広く浸透する。しかし全社共通で横串を通すとともに、ホワイトカラーの全職場で日々の生産性にまで踏み込んで数値変化を可視化する試みは珍しい。
(掲載日 2008年02月27日)
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