東芝は26日、2009年春入社の新卒と中途入社を合わせた08年度の採用計画を発表した。国内連結ベース(約250社)は4900人で07年度見込みに比べ44.1%増やす。フラッシュメモリーの2工場を新設する半導体や米ウエスチングハウス(WH)買収で事業を拡大する原発関連分野を中心に増員する。
連結ベースで公表し始めた05年度の採用数は1500人。06年度が2960人、07年度は3400人と増やしている。08年度の内訳は技術系が1950人(46.6%増)、事務系が500人(19.0%増)、技能系が510人(45.7%増)。通年で採用している中途入社も49.2%増やし、1940人を見込む。
東芝単体でも同53.8%増の2000人で90年度以来、18年ぶりの高水準となる。半導体や原子力を中心にグローバル展開を加速するため、海外の人材や海外大学の在籍者への採用活動を積極化する。(19:11)