<卓球・世界選手権(団体戦)日本3−0ロシア>◇26日◇中国・広州◇男子1次リーグ◇C組
観客の反日応援に宮崎監督は怒りをあらわにした。2−0とリードし3番手の吉田の緊張感が漂う好ゲームに罵声(ばせい)、嘲(ちょう)笑が飛び交った。
「素晴らしいプレーを観客のマナーの悪さにかき消された。我々もロシアも、後味の悪さが残ってしまった。全世界で放映される世界最高峰の大会がこれでは情けない。卓球のイメージが悪くなる」と苦言を呈した。
その一方で逆境を乗り越えた中国出身の吉田、韓陽の2選手には「日本への熱い思い、自尊心を感じた。この状況で勝利をもぎとれたことは大きな意味がある」と賞賛した。
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