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資料を手に記者会見するプリンスホテルの渡辺社長(右)と西武ホールディングスの後藤社長=26日午後、東京都港区

日教組宿泊拒否「法的問題ない」・西武HD社長ら主張

 グランドプリンスホテル新高輪(東京・港)が日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会の会場使用や参加者の宿泊を拒否した問題で、親会社の西武ホールディングスの後藤高志社長は26日、この問題を巡り初めて記者会見した。宿泊拒否で港区から旅館業法違反の疑いで事情聴取されたことについて「宿泊は会場使用契約と一体で解約に法的問題はない」と正当性を主張した。

 同社長は「(右翼団体の)街宣車による騒音や警備による交通マヒが予想され、宿泊客らの安全安心の確保を第一に考えた」と釈明。東京高裁の仮処分決定に従わず使用拒否を貫いた理由について、「警備上の綿密な打ち合わせが必要だが、仮処分が(開催日の)3日前で準備ができないと判断した」と説明した。

 周辺の私立中学などの入試と時期が重なっていたことから受験生への影響も指摘し、「『集会の自由』を守らなくてはいけないが『公共の福祉』も大事な権利だ」と強調。「過去の集会の混乱を正確に説明しなかった」と日教組側の対応も批判した。(26日 23:37)

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