エイベックスグループの株主総会が、6月22日、埼玉スーパーアリーナを使って行われることが同社のニュースリリースでわかった。
同リリースによれば、今年は同社の創立20周年。株主へのサービスをより強化するということのようだ。 総会ではアトラクションとして同社専属の歌手のステージがある。総会には株主のほかに、同伴者が1名に限り入場可能だ。総会当日は日曜日ということもあり、同社では1万人以上が参加する、史上まれに見る巨大な総会としたいとのこと。 加えて、株主優待制度の一部変更により、この20年間に同社が生んだヒット曲を収録した、2枚組みの非売品のCDも株主に配られ、夏の同社の巨大イベントである「a-nation」の優先予約権を、単元株主も含めた全員につけることを決定した、とのことだ。 なんとも派手な株主総会だが、このところ同社の専属歌手は、いまひとつパッとしない、というのが業界の評判だ。羊水発言で黙ったままとなった倖田來未、耳の故障が伝えられる浜崎あゆみなど、トラブルも目立つ。 また、同社の株価はサブプライム問題による世界同時不況の影響をもろに受けた形になっており、この年末年始以来、だらだらと下り坂をたどっている。 とは言うものの、やせてもかれてもエイベックス、という強さも一方では持ち合わせていることも否めない事実であり、この株主総会の「話題性」は、ほかのレコード会社の及ぶところではないというのも、また、確かなことだ。 いずれにせよ、エイベックスの株を持っている人には、楽しみな株主総会になりそうだ。 |