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出産後死亡で和解成立 名古屋高裁
名古屋市の主婦=当時(31)=が出産後に死亡したのは適切な処置が取られなかったためとして、遺族が同市港区の男性医師(49)らに損害賠償を求めた訴訟は、名古屋高裁(堀禎男裁判官)で和解が成立していたことが26日、分かった。和解内容は明らかにされていない。
主婦は平成12年8月、医師の勤める医院で男児を出産後、大量出血し出血性ショックで死亡。18年9月の1審名古屋地裁判決は「設備の整った医療機関に搬送しなかった」として医師の過失を認め約7700万円の支払いを命じ、医師側が控訴していた。
医師は業務上過失致死罪にも問われ罰金50万円を求刑されたが、昨年2月、名古屋地裁で無罪判決が言い渡された。