2008年 2月 26日
岡山・勝央町でハウス桃の受粉作業
岡山県勝央町では温室栽培の桃の花が満開となり、受粉作業が始まりました。桃の花の受粉作業が始まったのは勝央町の農業、石川里江さんの温室です。町内では現在、4戸の農家が合わせて45アールで温室栽培の桃を育てています。石川さんの温室では日川白鳳や白鳳など4種類の桃が栽培されています。摂氏20度前後に保たれた温室は春を思わせる暖かさでピンク色の花が咲きそろうなか石川さんは柄の先に鳥の毛がついた専用の器具で作業を行っています。この作業は来月初めまで行われ、5月になれば、県下のトップを切って収穫作業が始まります。

大阪で岡山の親子3人が無理心中か
26日夜、大阪市のホテルで、岡山市の親子とみられる3人が死亡しているのが見つかりました。部屋にはけん銃が残されていて、警察が無理心中とみて調べています。26日、午後7時半頃、大阪市中央区のホテルで、客が電話に出ないことから不審に思った従業員が、合鍵で部屋に入ったところ、ベッドの上で親子と見られる男女3人が、頭から血を流し倒れているのを発見しました。救急隊が駆けつけた時には、3人はすでに死亡していて、男性の手にはけん銃が握られていました。死亡していたのは、免許証などから岡山市内に住む37歳の男性とその妻、10歳くらいの娘とみられ、警察で身元の確認を急いでいます。部屋のテーブルには遺書らしきものが残されていたことから、警察では、無理心中とみて調べています。

香川・旧高瀬町助役らを再逮捕
香川県旧高瀬町の工業団地造成を巡り背任の疑いで逮捕された当時の助役ら2人が、虚偽の決算報告書などを作成した疑いで、25日夜、警察に再逮捕されました虚偽有印公文書作成、行使の疑いで再逮捕されたのは旧高瀬町土地開発公社の理事長で町の元助役、白井侶章容疑者(68)と、公社の元事務局係長、原田康司容疑者(50)の2人です。警察の調べによりますと白井容疑者ら2人は2004年5月ごろに金融機関から公社名義で借り入れた約5200万円を記載しないうその決算報告書を作成し、議会に提出をした疑いです。警察の調べに対して2人は容疑を認めています。三豊市の調べでは約5200万円が工事費の名目で工業団地の用地を所有していた地権者に渡っていたということで、県警が詳しい経緯を調べています。

坂出市職員をストーカー容疑で逮捕
交際を断られた女性にしつこくメールを送り続けたとして坂出市の職員がストーカー規制法違反の疑いで25日夜、警察に逮捕されました。逮捕されたのは坂出市教育委員会体育課主事、渡邊泰三容疑者(49)です警察の調べによりますと渡邊容疑者は、交際を断られた坂出市の31歳の女性に対し、今月20日と21日、交際を迫るメールを9通送信した疑いが持たれています。渡邊容疑者は、去年、知り合った直後から交際を迫るようになり、今年に入って女性が警察に相談していました。警察の調べに対し渡邊容疑者は「好きだからしてしまった」と容疑を認めているということです。職員の逮捕について坂出市の松浦稔明市長は「公務員としてあるまじき行為、職員が二度とこのようなことを起こさないよう努めてまいります」とコメントしています。

倉敷市の野崎家旧宅でおひなさま展
江戸時代に塩田開発で財をなした野崎家に伝わる、ひな人形を集めた展覧会が倉敷市で開かれています。会場には江戸時代から大正時代までのひな人形やひな道具など約200点が並べられています。中でも目を引くのが江戸時代後期に岡山藩主の池田家から野崎家に送られたという「享保雛」です。高さが約80センチある大型のひな人形で、能面のような表情を浮かべていますが、下から見ると微笑んでいるようにも見えます。また、こちらは明治23年に制作された「皇族雛」です。当時、公の儀式で着用されていた大礼服を身にまといサーベルを手にする珍しいひな人形です。このほか会場には掛け軸に紙と布で作った人形を飾り付ける珍しい「押絵雛」なども展示されていて、訪れた人たちの目を楽しませています。この展覧会は4月6日まで、倉敷市の野崎家旧宅で開かれています。

高松市当初予算案
高松市の新年度当初予算案がまとまりました。中心市街地に新設される小中一貫校の建設費や、次世代型路面電車導入の調査費などが盛り込まれています。高松市の新年度の一般会計当初予算案は総額約1339億600万円で、今年度に比べ約26億8千万円下回っています。主なものでは高齢者など交通弱者が利用しやすい次世代型の路面電車、「LRT」導入に向けた調査費用に600万円。松島小学校など中心市街地の5つの小中学校を統合して誕生する小中一貫校の校舎建設費用に約30億円となっています。この新設校の名称を高松第一小学校、第一中学校とする事を盛り込んだ学校条例改正案も提案する方針です。条例の改正案と予算案は来月5日開会の市議会に提案されます。

政令市移行を求める要望書提出
岡山市の政令市移行を実現させようと市内の経済団体の代表らが総務省に政令市実現を求める要望書を提出しました。岡山市の高谷市長とともに総務省を訪れたのは岡山商工会議所会頭で、岡山市政令指定都市推進協議会の岡崎彬会長ら5人です。岡崎会長が総務省の瀧野欣彌事務次官に要望書を手渡しました。要望書は市内の連合町内会や連合婦人会など5団体の連名で提出されました。要望書では「政令市移行は岡山市の飛躍的発展と社会基盤整備の充実につながる」として市が目指している来年4月の移行を求めています。

危険運転致傷で再逮捕
坂出市の国道で法定速度を上回る猛スピードで車を運転し、追突事故で5人にケガを負わせた男が、26日、警察に再逮捕されました。危険運転致傷などの疑いで、再逮捕されたのは、高松市新田町の無職三野英貴容疑者(21)です。警察の調べによりますと三野容疑者は、今月4日、坂出市加茂町の国道11号線の交差点で、スピード違反を取り締まるパトカーの追跡を振りきって逃走中に、車5台と衝突し5人に軽いケガを負わせた疑いです。三野容疑者は、道路交通法違反の現行犯で逮捕されていましたが、警察の調べで事故直前、車の速度は時速約100キロだった事がわかり、ハンドル操作が困難な、危険運転にあたるとして、再逮捕したものです。調べに対し三野容疑者は、「止まれると思った」と話し、容疑を否認しているいうことです。

岡山県公立高校一般入試で願書受付始まる
岡山県内の公立高校で26日から一般入試の願書の受付が始まりました。岡山市の岡山操山高校でも受験生の願書を持った中学校の教諭が次々と訪れました。高校の担当者は願書に記入漏れはないか慎重にチェックし受験票を発行していました。岡山県教育委員会が先月10日に行った進学希望調査によりますと県立全日制の平均倍率は1.17倍で去年と同じ倍率だということです。願書の受け付けは28日正午までで、来月11日と12日に学力試験と面接などが行われます。合格発表は来月19日です。

香川用水、第一次取水制限の可能性
高知県の早明浦ダムの貯水率が低下していることから国や県などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は今後、まとまった雨が降らなければダムの貯水率が50%程度となる来月3日にも香川用水の供給量を20%カットする第一次取水制限に入ることを決めました。早明浦ダムの午後5時現在の貯水率は60.8%で、平年を約16ポイント下回っています。