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[2008年2月26日(火)の KCT TVニュースから]

倉敷産イグサ 中栗坂表を後楽園に寄贈(岡山市)

倉敷産のイグサで作った「中栗坂表」の畳が岡山市の後楽園に寄贈され、お披露目されました。
園内の建物「廉池軒」に倉敷産の畳17枚を贈ったのは岡山県い業振興協会です。会の設立50周年の節目に岡山の畳の良さをアピールしようと去年11月から準備が進められてきました。「中栗坂表」は丈夫で色艶が美しいのが特徴です。明治以降倉敷市栗坂地区の人達の努力で「備後表」と並ぶ全国で3つしかない畳ブランドの一つに数えられてきました。お披露目では県から協会に感謝状が贈られたほか、イグサ栽培者で表を織った栗坂正さんと畳を製造した友野剛至さんへも協会から感謝状が手渡されました。敷かれた畳は時間の経過とともに光沢のある「飴色」になり、建物と調和していくそうです。

総社市平成20年度当初予算案(総社市)

総社市は平成20年度当初予算案の概要を発表しました。就任して初めて当初予算を編成した片岡聡一市長は今回の予算を身近な地域への予算配分に重点を置いた「未来創生予算」と名づけました。
総社市が発表した当初予算案によると一般会計は231億円と前の年に比べ1.9ポイント増加しました。また特別会計と公営企業会計を合わせた予算総額は420億9000万円あまりとなりました。総社市の片岡聡一市長は総社市の財政状況について景気の回復や新たな企業の進出で税収入は増加したもののおかやま国体で整備した体育館や周辺道路の償還金が財政を圧迫していると説明。今回、職員削減などの行財政改革や大型プロジェクトの見直しにより6億5000万円の予算削減に踏み切りました。一方で、乳幼児医療費の無料化を現行の小学1年生までから6年生までに引き上げることで8000万円増額したほか市道の修繕費やガードレール設置などにも予算を増額するなど住みやすい総社市づくりのための「未来創生予算」としました。一般会計予算歳出の主なものとして、常盤幼稚園の園舎増築費用として5500万円、市内の小中学校の耐震診断費用に882万円、吉備路の観光について専門家の意見を聞く審議会設置費用に67万円などとなっています。また、高梁川への新架橋については4月に審議会を設置し新架橋設置工事の是非も含めて検討することにしています。総社市の当初予算案は3月3日からの総社市議会3月定例会に上程され審議されます。

倉敷民藝館 草月流記念花展「祝い花」(倉敷市)

倉敷民藝館で開館60周年を祝う草月流のいけばな展が開かれています。
倉敷民藝館を春の彩り豊かな花で飾ったのは、倉敷市の高橋光悦さんを中心とする草月流の華道家グループです。県内はもとより、北は、岩手県から、南は、沖縄県までおよそ60人の華道家がそれぞれの持ち味を生かした作品を展示しています。オレンジ色のチューリップで囲炉裏の炎を表現したり、竹かごいっぱいのスイートピーで春の雰囲気を醸し出したりと、花材のもつ色合いと形を活かした工夫で工芸品を演出しています。さらに今年は、開館60周年を記念して、陶芸家岡島光則さん、武内立爾さん、山下今朝吾さん3人の作品に花を生ける新たな試みも行われています。また、国の重要文化財指定30周年を迎えた大橋家住宅でも同時に、記念の花展を開催していて、3月2日(日)まで草月流の生け花を楽しむことができます。

雛人形をプレゼント(総社市)

総社商工会議所は地元業者が製造した雛人形を総社市立阿曽幼稚園に寄贈しました。
総社商工会議所は子供たちに郷土を愛する気持ちをもってもらうため、雛人形を希望する市内の幼稚園や保育園に寄贈を続けています。毎年、総社市門田にある人形メーカー・山陽美工が七段飾り1セットを用意し抽選で1ヶ所の園に雛人形が贈られます。今年は7つの園から応募があり抽選の結果、阿曽幼稚園に贈られることになりました。贈呈式には園児27人が集まり総社商工会議所の清水男会頭から代表の園児に目録が手渡されると園児らは大きな声でお礼を言いました。阿曽幼稚園ではさっそく雛人形を持ち帰り園児と一緒に飾り付けをして3月3日には雛人形の前でひな祭り会をすることにしています。

(最終更新 02/26-19:00)


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