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【岐阜】

喫茶、居酒屋…起業は難しい 笠松中生が収支計算し発表

2008年2月27日

 中学生を対象に職業観や起業家精神を養う「キャリア教育授業」のまとめが二十六日、笠松町の笠松中であり、三年生二十一人が町を舞台にした喫茶店、掃除代行業、居酒屋などの企業化計画を五グループに分かれて発表した。

 笠松町商工会が「総合的な学習の時間」の選択授業として開講。昨年十月から十三回にわたって経営学の基礎や税の仕組みを学び、計画を練り上げてきた。生徒は具体的な客層や、収益性を上げるアイデアをまとめてそれぞれ発表した。

 コーヒー店のオープンを目指す加藤雅也君らのグループは、常連客の好みを細かく記録して、常にオーダーメードのコーヒーを提供できる計画を披露した。加藤君は「年商三千万円を想定し、客単価や客の回転時間を細かく計算して収支を計算したが、実現するのはとても大変と分かった。世の中の現実的な金銭感覚に触れられたのは勉強になった」と話した。

 (若原隆宏)

 

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