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未解決事件捜査班、31年前の事件解決も

 三浦和義容疑者(60)を追い続け、サイパンでの逮捕につなげたロス市警の長期未解決事件捜査班。ロス市警のウェブサイトなどによると、名称は「Cold Case」(長期未解決事件)となった「Homicide」(殺人)を専門に捜査する「Unit」(班)で、CCHUと略され、優秀な捜査官が集まる刑事課の中に、設置されている。

 捜査員は十数人といわれ、60年代以降の約9000件に上る未解決事件を、DNA鑑定や連邦捜査局(FBI)の指紋データベースなどを利用した最新捜査技術を駆使し、事件から数十年を経て容疑者逮捕につなげている。ロス市警管内の殺人事件は01年11月、当時のロス市警強盗殺人捜査班長だった故ジム・タトロー氏らが強殺班内に設立。設立後、昨年までに50件近くの未解決事件を解決した。

 03年9月には、72年のクリスマス翌日に遺体で発見された女性をレイプし殺害したとして、77歳の元タクシー運転手を逮捕した。決め手は、事件から31年後の03年に殺害現場近くの喫茶店で運転手が飲んだコーヒーカップだった。CCHUがカップから採取したDNA型が、72年に被害女性の遺体内から検出されていたDNA型と一致したという。

[2008年2月26日7時34分 紙面から]

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