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黄砂量を毎時表示 環境省、将来は“警報”も


 環境省は26日、東京、札幌、仙台などと韓国、モンゴルの計16カ所で観測した黄砂の飛来情報を1時間ごとにインターネットのホームページに表示するシステムの本格運用を始めた。

 黄砂は中国の内陸部やモンゴルの砂漠の砂が風で運ばれる現象で、窓ガラスや車、洗濯物などが汚れる原因となる。

 「黄砂飛来情報ページ」には、16の観測地点で測定した、地上から上空1キロまでの大気1立方メートル中に含まれる黄砂の量と、過去1週間の推移のほか、これらを基に北東アジア地域での広がりを予想した分布図などが表示される。飛来が多い5月31日まで運用する。

 環境省は「中国とも連携しデータ共有化に努め、今後は北東アジア地域での黄砂の飛散について早期に警報が出せるシステム作りを進めたい」としている。

 ホームページのアドレスはhttp://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa

(共同通信社)