気象庁の予報によれば、今年の春は黄砂が例年より多く韓国に降り注ぐものと予想され、黄砂による被害への注意が必要だという。

　気象庁は22日、「今年3月から5月まで、中国・内モンゴルをはじめとした黄砂発生地の気温が平年の水準を上回り、中国現地で例年よりも頻繁に黄砂が発生するだろう。北西風に乗って韓国に吹き寄せる黄砂の発生日数も、今年は3月から5月までの期間中、例年の平均値（5.1日）を上回る予想」と発表した。

　例年の平均値とは、気象庁が1979年から2007年まで全国28都市における黄砂発生日数を平均したもの。黄砂の影響を相対的に多く受けるソウルと京畿道地域の場合、今春の黄砂発生日数はこれよりもはるかに多い10日から15日ほどになるだろう、と気象庁は発表した。京畿道地域では最近3年間、毎年3月から5月にかけて10日から11日ほど黄砂が発生した。

　気象庁関係者は「最近、中国大陸で記録的な大雪が降ったことがあったが、黄砂発生地では雪が早く融けて水がすぐに流れてしまうため、黄砂の発生を減らすことができない。これに加え、今春は黄砂発生地の気温上昇幅が大きく、砂粒が例年よりも風に飛ばされやすくなる可能性が大きい」と語った。

パク・ウンホ記者