ブレーキが故障、モノレールあわや正面衝突 鎌倉2008年02月24日21時42分 24日午前9時54分ごろ、神奈川県鎌倉市西鎌倉1丁目の湘南モノレール西鎌倉駅で、下り電車(3両編成)が約40メートルオーバーランして停車する事故があった。けが人はなかったが、ブレーキの故障が原因とみられることから、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会が調査を始めた。モノレールは単線で、本来は駅ですれ違う仕組みになっているが、この事故のため、対向してきた上り電車(3両編成)も駅の手前で停止。上下両線の先頭車両の間は19メートルしかなかった。
湘南モノレール社(本社・鎌倉市)などによると、電車には運転士と車掌が乗っていた。同社の聴取に対し、下りの運転士(37)は「ブレーキが利かず、駅を時速20〜30キロのスピードで通過した」と話している。一方、上りの運転士(27)は「23キロで走っていたが、下り電車のオーバーランに気付いたのでブレーキをかけた」と説明しているという。 上り電車は、駅手前の高さ約6.7メートルの地点で停止。乗客15人のうち10人は車両底のハッチから非常脱出袋で地上に降り、残る5人は市消防本部のはしご車で救出された。車両の下近くは、交差点やテニスコートだった。一方、オーバーランした下り電車は、最後尾の車両が駅のホームに接していたため、乗客22人はそこから降りたという。 この下り電車は、昨年12月に営業運転を始めたばかりの新型車両だった。湘南モノレールの1日平均の利用者は2万8000人前後という。 PR情報この記事の関連情報社会
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