神奈川

　湘南モノレール（鎌倉市）の列車が２４日に西鎌倉駅でオーバーランした問題で、関東運輸局は２５日、同社に原因の調査と再発防止措置を求める警告書を出した。

　警告書は今回のオーバーランを「鉄道輸送の信頼を失墜させるもので、誠に遺憾」としている。横浜市中区の同局で警告書を受け取った前田克彦社長は報道陣に対し「警告を真摯（しんし）に受け止め、一日も早い原因究明と復旧に向けて取り組みたい」と語った。ブレーキ故障の可能性も指摘されているが、原因については「メーカーの責任ばかりではないと思う」と述べるにとどめた。

　モノレールは２５日、大船－湘南深沢駅間で終日折り返し運転となり、運行本数も通常の３分の１程度に減らした。オーバーランした車両は昨年１２月に運行を始めたばかりだったという。【山下修毅】