来日中のオルメルト・イスラエル首相が27日の福田康夫首相との会談で、北朝鮮によるシリア、イランへの軍事協力を示す情報を提供することが分かった。衛星写真などによって北朝鮮と中東諸国の「危険な結びつき」(イスラエル政府高官)を訴える。日本とイスラエルが北朝鮮、イランに関する情報を定期的に交換する仕組みの創設も目指す。複数の同行筋が明らかにした。
オルメルト首相の補佐官は26日朝、日本経済新聞に対し「北朝鮮が最新の軍事技術を中東諸国に輸出していることを懸念している。我々の懸念は相応の情報に基づいており、日本政府と共有する」と述べた。
(16:00)