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救急搬送:重症患者35件、60分以上立ち往生--大阪府・昨年

 大阪府は25日、救急搬送された重症患者のうち、医療機関に10回以上受け入れを断られた患者が07年に少なくとも71人いたと発表した。搬送先が決まらず、救急車が1時間以上止まっていた例も35件あった。(3面に視点)

 大阪府によると、府内で07年に救急搬送された重症者(3週間以上の入院が必要な患者)は、約1万2000人だった。このうち病院から病院へ転送されたケースや断られた回数が不明な事例などを除く9682人を分析。断られた回数の最高は39回で、昨年6月、大阪市内でマンションから転落したとみられる30代男性だった。

 同府河南町では、午後10時ごろ心筋梗塞(こうそく)で呼吸困難に陥った70歳男性が21病院に断られた後、救命救急センターに運ばれた。救急車は現場で67分間動けず、意識が正常だった男性は、この間に心肺停止に陥った。

 10回以上断られた71件のうち69件(97%)は、手薄な休日や午後6時から午前6時までの当直時間帯に起きていた。一方、救命救急センターなど命にかかわる患者に対応する病院に運ばれた患者約1万人のうち、10回以上断られたのは292人だった。このうち重症以上の患者は約1割にとどまった。

 一方、京都府では07年に救急搬送された重症者約9000人のうち、現場を1時間以上動けなかった事例が12件あり、断られた回数の最高は13回だった。【高木昭午】

毎日新聞 2008年2月26日 大阪朝刊

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