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【オトコ魂】女が働き男が家庭を守る"逆転夫婦"の現状
2008年02月26日20時00分
「行ってらっしゃい、陽子」「今日は接待で遅くなるからゴハンはいらないわ、アナタ」と、30代オトコの親からすれば、目を疑う光景に違いない。そんな逆転カップルが、近頃増え始めているという。男性が家庭に入り、女性が外で働く夫婦の話だ。
IT企業で働く田中美穂さん(37歳・仮名)は語る。「私の場合は、ある日、主人が突然仕事をヤメて働かなくなった(笑)。それで、専業主婦ならぬ専業主夫になりたいと。でも、私はそれでもいいかなと思ったんです。子供がいないので責任が無い。家賃が払えて普通の生活ができればそれでいい。実は、二回目の結婚なんです。一度離婚を経験して、次は途中で投げ出せないと決意していたのかもしれません」
田中美穂さんはさらに続ける。「子供が出来なかったので私が働いてもいいんじゃないかと思った。私は子供が欲しかったけど、当時は主人にその気がなかったから」
聞けば、結婚当初から収入の差は歴然としていたという。では、旦那には当時から食わしてもらおうという気が少なからずあったのではなかろうか。
「旦那は帰国子女なんです。日本的な考え方をもっておらず、常にイーブンなんです。例えば料理や掃除は女性がしなければいけないとは思っていなくて、手が空いている者がすればいい、という考え。仕事に関してもそうですね。今は会社勤めをしたりヤメたりを繰り返していますが、私は主人が言うことは基本的に反対しません。いくら反対意見を言っても、いい大人が言うことを聞くわけありませんから。独立しているふたりが一緒に暮らしているという感じなので、それでモメたことは皆無ですね」
また、旦那が妻を説得した例もある。都内で専業主婦をする深田孝志さん(34歳・仮名)は語る。「当時、僕は29歳のフリーター。方や彼女はブランドショップの店長。収入も倍近く開きがありました。で、ふたりの現状から考えた場合、明らかに彼女の方が将来性がある。それで話し合った結果、僕が家庭に入り、妻が働くことになった。もちろん彼女は猛反対。三日三晩説得にあたりましたよ」
では、この格差婚を両親はどう見ているのだろう。
「母親は今でもおかしいと言います。これは生涯付きまとう問題でしょう。私はおかしいとは思いませんし、主人も専業主婦を捩って"専業主夫"って自分で言ってますから現状に満足しているのでしょう。日本人の価値観では、妻を所有物だと思いがちじゃないですか。自分が食わしているから自分のいうことを聞け、みたいな。でも主人には日本の価値観でいうプライドみたいなものは無いと思います」(田中美穂さん)
「僕たちの場合は両親も理解してくれています。ほら、僕に将来性が無かったじゃないですか。だから家事全般をこなしているだけで良い夫に見られるから楽ですよね。夫婦間も両親も全部男のプライドの問題だと思いますよ」(深田孝志さん)
しかしながら、子育ては夫婦間でイーブンではない。結婚して子供が出来る。すると女が家庭に入り、男が家族を養うという縮図のようなものがある。子作りは夫婦間の「危機」であり、夫婦を蝕むストーリーへと導く灯火になりやしないか。「それはあると思います。今は子供にかけるエネルギーを仕事に注いでいるだけなのかもしれません。だけど、それって女性の覚悟の問題だけではないでしょうか。私は子供も欲しいし、仕事も続けたい。もちろん旦那も愛している。そう、全部手に入れたいんです。自分への自信があれば乗り越えられると思います」(田中美穂さん)
それは夫婦間を保つ自信? それとも……
「はい、ひとりで生きていく自信です(キッパリ)!」
40代になっていきなり専業主婦から社会に放り出されるのは、やっぱ怖い。だから分別盛りの男はあまつさえ女性を家庭に閉じ込めたがるのだろう。恐怖を植え付ける諸悪の根源は、やはり男のプライドか……。(高木胎児)
■取材協力
・クラブアフター
・ナイトサーチアゲハ
IT企業で働く田中美穂さん(37歳・仮名)は語る。「私の場合は、ある日、主人が突然仕事をヤメて働かなくなった(笑)。それで、専業主婦ならぬ専業主夫になりたいと。でも、私はそれでもいいかなと思ったんです。子供がいないので責任が無い。家賃が払えて普通の生活ができればそれでいい。実は、二回目の結婚なんです。一度離婚を経験して、次は途中で投げ出せないと決意していたのかもしれません」
田中美穂さんはさらに続ける。「子供が出来なかったので私が働いてもいいんじゃないかと思った。私は子供が欲しかったけど、当時は主人にその気がなかったから」
聞けば、結婚当初から収入の差は歴然としていたという。では、旦那には当時から食わしてもらおうという気が少なからずあったのではなかろうか。
「旦那は帰国子女なんです。日本的な考え方をもっておらず、常にイーブンなんです。例えば料理や掃除は女性がしなければいけないとは思っていなくて、手が空いている者がすればいい、という考え。仕事に関してもそうですね。今は会社勤めをしたりヤメたりを繰り返していますが、私は主人が言うことは基本的に反対しません。いくら反対意見を言っても、いい大人が言うことを聞くわけありませんから。独立しているふたりが一緒に暮らしているという感じなので、それでモメたことは皆無ですね」
また、旦那が妻を説得した例もある。都内で専業主婦をする深田孝志さん(34歳・仮名)は語る。「当時、僕は29歳のフリーター。方や彼女はブランドショップの店長。収入も倍近く開きがありました。で、ふたりの現状から考えた場合、明らかに彼女の方が将来性がある。それで話し合った結果、僕が家庭に入り、妻が働くことになった。もちろん彼女は猛反対。三日三晩説得にあたりましたよ」
では、この格差婚を両親はどう見ているのだろう。
「母親は今でもおかしいと言います。これは生涯付きまとう問題でしょう。私はおかしいとは思いませんし、主人も専業主婦を捩って"専業主夫"って自分で言ってますから現状に満足しているのでしょう。日本人の価値観では、妻を所有物だと思いがちじゃないですか。自分が食わしているから自分のいうことを聞け、みたいな。でも主人には日本の価値観でいうプライドみたいなものは無いと思います」(田中美穂さん)
「僕たちの場合は両親も理解してくれています。ほら、僕に将来性が無かったじゃないですか。だから家事全般をこなしているだけで良い夫に見られるから楽ですよね。夫婦間も両親も全部男のプライドの問題だと思いますよ」(深田孝志さん)
しかしながら、子育ては夫婦間でイーブンではない。結婚して子供が出来る。すると女が家庭に入り、男が家族を養うという縮図のようなものがある。子作りは夫婦間の「危機」であり、夫婦を蝕むストーリーへと導く灯火になりやしないか。「それはあると思います。今は子供にかけるエネルギーを仕事に注いでいるだけなのかもしれません。だけど、それって女性の覚悟の問題だけではないでしょうか。私は子供も欲しいし、仕事も続けたい。もちろん旦那も愛している。そう、全部手に入れたいんです。自分への自信があれば乗り越えられると思います」(田中美穂さん)
それは夫婦間を保つ自信? それとも……
「はい、ひとりで生きていく自信です(キッパリ)!」
40代になっていきなり専業主婦から社会に放り出されるのは、やっぱ怖い。だから分別盛りの男はあまつさえ女性を家庭に閉じ込めたがるのだろう。恐怖を植え付ける諸悪の根源は、やはり男のプライドか……。(高木胎児)
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