
服のデザイナーではなく、紙媒体をデザインする人のことである。
このところ、4月のグループ展用案内パンフレットの作成で、イラストレーターCS3とにらめっこの日々である。
掲載する写真が重要で、デザインで目を引くわけではないので、そんなに拘りはないのだが、いまいちパッとしない。
ということで、その一部はこんな風になった。
ところで、仕事でパンフレットや冊子、ポスターなどをよく作が、明らかに腕のいいデザイナーというのが存在する。出してきた案に対して「この部分が重要なので強調してほしい」とか、「見る人が若年なのでそれに合わせて」などと注文を出すと、次にはこちらの予想をはるかに上回る提案をしてくるのだ。
「さすが、これはいいぞ!」となると、次の発注時にも、デザイン事務所には「デザイナーは○○さんにお願いしたい」となるのだ。
専門家向けの報告書をわかりやすく解説するパンフレットを作るなんて場合には、その報告書を読み込んで「こんな風にした方が、より分かりやすい」と提案してくるデザイナーもいる。専門用語の羅列文章を、門外漢がさぞや読みにくかったであろうと想像するのだが、そういう人は、やはり高品質で仕上げてくるのである。
「やっぱり自分の仕事には徹底的にこだわりを持たなければいかん!」と他人の仕事ぶりを見て思ってしまったりする。
ところがである。「こんな風に直してほしい」というと「いやならやめる」などとぬかすデザイナー(と呼ぶのもおこがましい)がいるのである。一流のアーティストにでもなったつもか?
そんな輩は怒鳴りつけて追い返すのである。デザイン事務所の営業が真っ青になってとりなそうとするが、そんなこと知ったことではない。発注するのはこっちである。仕上がりの責任もこっちが負わなければならんのだ。
デザイナーのかわりなどいくらでもいるのである。もう、二度と仕事はない。
思い違いしている人間っているのだ。自分も気をつけよう。