県立三室病院(三郷町三室1)で4月以降、新規のお産の受け付けが未定となっていることが25日、県議会少子・高齢化社会対策特別委員会で明らかになった。医師の1人が高齢で、いつまで分娩(ぶんべん)に対応できるか不明なため。
県によると、同病院では2人いる産婦人科常勤医のうち、1人が3月末で退職予定。産科の継続が危ぶまれていたが、後任のめどが立った。
しかし、もう1人の医師が高齢で、当直勤務などに耐えられるかが不透明。関係者で協議が続けられているという。3月末までに受け付けたお産は4月以降も同院で対処することが決まっている。
県は「4月以降も、受け付けられるよう努力しているところ。可能性としては受け付け中止も否定できない」と答弁した。【中村敦茂】
毎日新聞 2008年2月26日