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三洋が「改善報告書」 原因は「人員不足」など

2008年02月25日21時53分

 三洋電機は25日、過去の決算で不正な会計処理を繰り返していた問題の経緯や再発防止策をまとめた「改善報告書」を東京、大阪両証券取引所に提出した。両取引所が三洋株の監理銘柄指定を解除した際に提出を求めていた。来月6日に開かれる臨時株主総会で決算の訂正が承認されれば、不正決算を巡る一連の手続きは終わる。

 報告書は不正決算の原因について、(1)財務部門の人員が01年3月期時点で8人と不足していたこと(2)監査法人との情報共有が不十分だったこと(3)適切な財務処理の重要性の認識が薄い企業風土――などをあげた。その上で、経理・決算担当人員の増強や監査法人との連絡強化、会計基準についての役員研修などの再発防止策をすでに実施しているとした。

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