朝青龍アロハどう喝！「何撮ってるんだ！写真消せ」

　横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が大相撲春場所の新番付が発表された２５日、静養先のハワイから関西空港着の日航機で来日した。出発したホノルル空港ではアロハシャツに短パン姿で登場。機内で着物に着替え、到着した関西空港では取材陣に暴言。相変わらずの悪態ぶりを披露した。

　ハワイ時間２４日午前１１時、ホノルル空港。青いアロハシャツに白い短パン、さらにはビーチサンダルというコテコテのハワイルックで朝青龍が現れた。カメラマンが撮影すると、公の場では着物着用が義務づけられている日本相撲協会の規定に触れると思ったのか「何撮っているんだ！　名刺出せ」とどう喝。名刺を受け取ると本紙の矢口亨カメラマンに「撮った写真を消せ」とデータの消去を迫った。「着物はかばんに入っているんだ。飛行機の中で着替えるから関西空港で撮ればいいだろ」と捨てぜりふを残して機上の人となった。

　日付変更線を越えた２５日午後４時４０分、関西空港。機内で緑色の着物に着替えた横綱は、よほど不機嫌だったのか取材に来た報道陣に「死ね！　この野郎」と暴言を吐く始末。あとは一切、無言で車に乗り込み、大阪市内の高砂部屋宿舎へ向かった。今回の規定違反と悪態に協会の伊勢ノ海生活指導部長（元関脇・藤ノ川）は「状況を把握していないので何とも言えない」と困惑。またも問題行動を連発した暴れん坊横綱。勝負の春にアロハを着て浮かれている場合ではない。