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救急搬送:重症患者受け入れ、いわき市で19回拒否 昨年県内10回以上7件 /福島

 県は25日、昨年の県内の救急搬送状況を消防庁に報告した。重症患者の搬送では、医療機関に受け入れを10回以上断られたケースが7件あり、いわき市で19回断られたのが最多だった。

 県消防保安グループが全国調査に伴い、各消防本部にアンケート調査した。「集計不能」とした伊達、安達、須賀川、南会津の4本部を除く8消防本部から回答を得た。受け入れ拒否0回が5343件で8割以上を占めたものの、▽1~2回が703件▽3~4回が154件▽5~9回が81件あった。理由は「処置困難」が約4割を占め、次いで「専門外」「手術中・患者対応中」「ベッド満床」と続いた。また救急車が現場に滞在した時間も、1時間以上が12件あった。19回断られたケースは、いわき市内の80代の男性が脳こうそくで倒れた際、「処置困難」などの理由で受け入れ先が見つからず、約1時間後に同市内の救命救急センターに搬送された。【関雄輔】

毎日新聞 2008年2月26日

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