県の「医師派遣調整会議」が25日開かれ、県立医大から08年度、13公的病院に医師33人を派遣することを決めた。受け入れ病院側は計165人を要望していたが、派遣医師数は今年度と同数で、充足率は20%にとどまった。
医師不足を解消するため、県立医大から毎年度、医師を派遣している。会議では、地域間のバランスを考慮し、来年度は南相馬市立総合病院の内科医を1減の2人とし、派遣人数の少ない会津地方の県立喜多方病院に、初めて内科医1人を派遣することを決めた。
県医療看護グループは「各病院で医師不足が深刻化しているが、この数字(33人)が限度」と話した。【西嶋正法】
毎日新聞 2008年2月26日