厚生労働省は3月20日午後1時半から同省講堂(東京都千代田区)で「院内助産所・助産師外来を進めよう〜先進事例に学ぶ」をテーマにしたシンポジウムを開く。チーム医療として助産師外来や院内助産を導入した深谷赤十字病院の山下恵一院長や、千船病院の村田佐登美産科病棟看護科長から妊婦が求める院内助産システムなどについての実践報告を聞き、助産師外来の準備過程や役割分担、連携方法などについての知識を深める。
定員200人。参加費は無料。詳細は同省ホームページ。
厚労省は緊急医師確保対策の一環として、産科の女性医師の労働負担を軽減するために院内助産所や助産師外来の実施を進めており、来年度予算でも設備整備費や研修費を計上している。厚労省は2月25日に都道府県の担当者を集めて開いた会議で、「助産師外来は全国的に取り組んでいるところもあるが、院内助産所はこれからの取り組み。ぜひシンポジウムに参加してほしい」と呼びかけた。
厚労省は2008年度予算で、院内助産所や助産師外来を設置しようとする病院や診療所に必要な備品を購入する購入費の補助として、2,540万7,000円を計上している。1カ所当たり381万1,100円で、補助率は国が3分の1、都道府県が3分の1、事業者が3分の1。開設しようとする医師や管理者に対する研修費として、3,307万3,000円を計上している。
更新:2008/02/26 09:03 キャリアブレイン
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08/01/25配信
高次脳機能障害に向き合う 医師・ノンフィクションライター山田規畝子
医師の山田規畝子さんは、脳卒中に伴う高次脳機能障害により外科医としての道を絶たれました。しかし医師として[自分にしかできない仕事]も見えてきたようです。