乳児、ポリオ発症 国内で8年ぶり 生ワクチン接種で2008年02月25日22時28分 北海道は25日、道内北部の町でポリオ(小児まひ)の生ワクチンの予防接種を受けた乳児(男)が、ポリオを発症したと発表した。国内では00年に宮崎県で発生して以来の発症。乳児は両足にまひの症状が出て旭川市内の病院で治療を受けているが、右足のまひは回復していないという。 道保健福祉部によると、乳児は昨年11月中旬に町が実施した集団予防接種で、口から飲む生ワクチンの接種を受けた。12月3日に発熱、同6日に両足のまひ症状が現れ、調べたところ感染が分かった。道によると、ワクチンの期限や接種当時の乳児の体調に問題はなく、他に同じワクチン接種を受けた乳児十数人に異常はないという。 国内でのポリオの自然感染は80年が最後。道のまとめでは、生ワクチン接種による副作用や、接種を受けた人の便などを通じた2次感染は計12件起きている。ワクチン接種では弱毒化したポリオウイルスを体内に取り込んで免疫を作るが、450万回に1回の割合で感染が起きるとされる。 PR情報この記事の関連情報暮らし
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