南極海で日本の調査捕鯨船を追跡中の米環境保護団体シー・シェパードのワトソン船長は25日、同団体のメンバー2人が1月、日本の第2勇新丸に一時拘束された際、気づかれないよう船内に「ハイテク探知機」を設置し、同船の位置が分かるようにしたと語った。
拘束事件後、給油などのためオーストラリアに戻ったシー・シェパードの船は今月14日、南極海に向け南部メルボルンを出港。船長によると、23日に日本の捕鯨船団に追い付き、2回目の追跡を始めたという。
ワトソン船長は「(1回目に比べ)9日間という極めて短期間で追い付けたのは、勇新丸にこっそり取り付けた装置のおかげだ」と説明。3月半ばごろまで日本船団の追跡を続けると語った。(シドニー共同)
毎日新聞 2008年2月26日 0時07分