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2008年02月25日 14時55分 更新

イー・モバイルが音声サービス開始――“基本料金0円/月、パケット定額1000円/月”からの「ケータイプラン」

イー・モバイルが、3月28日から提供する音声サービスの概要を明らかにした。通話の基本料金が無料でパケット定額が1000円/月からの「ケータイプラン」を提供し、月額980円の「定額パック24」を追加すれば、イー・モバイル間の音声通話を24時間定額で利用できる。
Photo イー・モバイル代表取締役会長兼CEO千本倖生氏

 イー・モバイルが3月28日から提供する音声サービスの概要を明らかにした。通話の基本料金が無料で、パケット定額が1000〜4980円/月(新にねん契約の場合)の「ケータイプラン」は、1000円分(2万3825パケット分)の無料通信分が付属し、2万3825パケットを超過すると0.042円/パケットが課金され、上限が4980円となっている。通話料は携帯/PHS/固定あてが18.9円/30秒、SMSが2.1円/通。

Photo 「ケータイプラン」の料金体系

 また、データカードと音声回線を契約するとデータ通信料が0円〜3980円になる「ケータイプランデータセット」も用意。同プランを利用することで、データ通信カードユーザーは、追加の月額料金を支払うことなく音声携帯向けサービスを追加できる。ケータイプランデータセットには、1000円分(2万3825パケット分)の無料通信分が付属し、2万3825パケットを超過するとパケット通信料が0.042円/パケット課金され、上限は3980円となる。通話料は携帯/PHS/固定あてが18.9円/30秒、SMSが2.1円/通だ。

Photo 「ケータイプランデータセット」

 いずれのプランも、月額980円の「定額パック24」を追加すれば、イー・モバイル間の音声通話を24時間定額で利用でき、固定電話への通話は5.25円/30秒、他キャリアケータイあての通話は9.45円/30秒と非常に低価格になる。

 なお契約解除料は、「新にねん」を契約した場合、利用開始月から経過期間1カ月までが2万4000円、2カ月目からは毎月1000円ずつ減額され、経過期間2年で1000円、2年1カ月目以降は不要になる。端末購入時に、2万4000円を分割払いする「ご加入アシストにねん」を利用した場合は、利用開始月から経過期間1カ月までが4万8000円、2カ月目からは毎月2000円ずつ減額され、経過期間2年で2000円、2年1カ月目以降は解除料が不要になる。

photoPhoto 音声端末「H11T」と「S11HT」を手にする関係者。左からイー・モバイルの代表取締役社長兼COOエリック・ガン氏、イー・モバイルの代表取締役会長兼CEO千本倖生氏、HTCのCEOピーター・チョウ氏、東芝執行役常務モバイルコミュニケーション社 社長の岡本光正氏

 イー・モバイルのサービスエリア外では、NTTドコモによるローミングで音声およびデータサービスが利用できる。国内ローミングサービスを利用するには別途申し込みが必要で、料金は月額105円。通話料は一律30秒あたり22.05円、パケット通信料は1パケットあたり0.0735円、イー・モバイル端末間のショートメッセージサービス(SMS)は1回5.25円(配信通知なし)もしくは7.35円(配信通知あり)。対象エリアは北海道の札幌近郊をのぞく道内、青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県、長野県、富山県、石川県、福井県、鳥取県、島根県、岡山県、山口県、香川県、愛媛県、徳島県、高知県、大分県、宮崎県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県で、その他の地域では地下なども含めてローミングは利用できない。

 音声サービスに対応する端末は、2機種発表した。1つはHTC製のスマートフォン、EMONSTER「S11HT」で、QWERTYキーを備えたWindows Mobile 6搭載端末となっている。SIMロックをかけておらず、海外では現地のSIMを装着して利用可能。もう1つは東芝製の音声端末「H11T」で、ワンセグを搭載した回転2軸型の端末だ。カラーバリエーションは4色を用意する。


PhotoPhoto 左がHTC製のスマートフォン「S11HT」、右が東芝製の音声端末「H11T」。H11Tのカラーバリエーションはホワイト、ブルー、ピンク、ブラックの4色
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[ITmedia]

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