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【社会】

セレウス菌感染の乳児死亡 聖隷浜松病院、タオルに菌

2008年2月25日 21時33分

 浜松市の聖隷浜松病院(堺常雄院長)で昨年7月、未熟児として生まれた静岡県の乳児がセレウス菌に感染し、生後3日で死亡していたことが25日、分かった。病院は同日記者会見し、委託業者が洗濯したタオルなどが感染源として病院の責任を否定したが、遺族へ謝罪の意を示した。浜松保健所が詳しい経緯を調べている。

 病院によると、乳児は新生児集中治療室(NICU)に入院しており、体内からセレウス菌を検出し、死因は敗血症。同様にNICUにいた乳児3人の皮膚からも菌が検出されたが、健康に影響はなかった。

 病院の調査で、乳児が使っていたタオルやシーツから通常の約100倍のセレウス菌を検出。タオルなどの洗濯を委託している業者の工場からも同菌を検出しているという。

 病院は25日夕の記者会見で、セレウス菌が繁殖したおむつを同じ工場に洗濯に出し、タオルやシーツに広がった可能性があると説明。

(共同)
 

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