尾道市は4月、屋上看板の撤去費用を助成する新たな取り組みをスタートさせる。市屋外広告物条例に沿った景観行政を進めるのが狙いで、制度の事業費150万円を2008年度一般会計当初予算案に計上した。
対象は、市中心部の景観地区内にある屋上看板。撤去する際、30万円を上限に、費用の半分を助成する。助成する期間は2013年3月末まで。広告設置者の申請を受けた市は、費用の見積もりを審査。合格すれば撤去後に交付する。
今回の制度導入は、これらの屋上看板の取り外しを促す狙い。企業名やビル名を記すなど、対象となる看板は景観地区内に約40あるという。4月から、広告の設置者に助成制度の内容を文書などで知らせ、積極的な活用を呼び掛ける。
【写真説明】尾道市が屋上看板撤去の費用助成を計画する市中心部
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