【シリコンバレー=村山恵一】米マイクロソフト(MS)は新世代DVD「HD―DVD」からの撤退を決めた。同社で唯一の対応機器である家庭用ゲーム機用プレーヤーの生産を中止。製品保証は当面続けるが、在庫がなくなり次第販売も終了する見通し。東芝がHD―DVDから撤退するのに伴う措置。MSは「ゲーム事業への重大な影響はない」としている。
MSはパソコン分野を中心に東芝と密接な関係にあり、新世代DVD規格でも東芝陣営に参加。ゲーム機「Xbox360」の外付けプレーヤーを130ドル前後の店頭価格で販売してきた。今後も製品購入日から1年間の無償修理など製品保証は継続する。ソニーなどが手がける規格「ブルーレイ・ディスク」機器の商品化については未定という。
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