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春の嵐 2人が死亡、航空便150便が欠航

2008年02月25日00時02分

 発達した低気圧の影響で24日、北日本の日本海側を中心に大荒れの天気となり、高波や暴風による被害が相次いだ。富山県では、1人がしけの海に落ちて死亡したほか、高波で1人が行方不明になり、住宅損壊や浸水も多数発生。北海道では雪の吹きだまりに埋まった車中で見つかった男性が死亡。鳥取県でも除雪中だったとみられる男性が用水路に流されて亡くなった。福島県でも1人が行方不明になっている。航空便は150便以上が欠航、東北新幹線は午前中運転を見合わせた。

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土嚢(どのう)を積む作業中も高波が押し寄せる=24日午後2時52分、富山県黒部市生地芦崎の堤防で

 富山県などによると、高波の被害があったのは県北部の入善町(にゅうぜんまち)や黒部市。高波は午前中だけでも10回以上あったという。同町では150世帯に避難指示が出た。また、黒部市でも約30人が自主避難した。

 荒天の影響による交通機関の乱れを受け、北海道大学は25日に予定していた全学部の前期日程の入学試験を26日に延期した。東北大は25日の試験を1時間、繰り下げる。

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