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児童虐待315人被害、37人死亡!

 昨年1年間に全国の警察が摘発した児童(18歳未満)虐待事件は2006年に比べ3件増の300件、被害者は1人減の315人だったことが21日、警察庁のまとめで分かった。06年は、統計を取り始めた1999年以降で件数、被害者数とも最悪だったが、依然として児童虐待が減少しない実態が明らかになった。

 虐待により死亡した児童は06年の59人に比べて減少し37人だった。警察庁は「虐待に対する社会的関心が高まり、潜在化していた案件が近隣の通報などで明らかになるケースが増えている。結果として最悪の結果に至る被害が抑えられたのではないか」と分析している。

 まとめによると、摘発された虐待のうち身体的虐待が最も多く211件、次いで性的虐待が69件、子育ての怠慢・拒否(ネグレクト)が20件。これらの虐待で摘発された人数は最多だった06年に比べ6人減の323人だった。

 被害者の315人を年齢別にみると、1歳未満が最も多く47人。次いで5歳と14歳の25人、3歳の24人、15歳の22人と続き、被害が低年齢層と14―15歳の層に分かれる傾向を示した。

 虐待による死亡者は37人だが、これとは別に無理心中により死亡した児童が43人、出産後すぐ殺害された乳児が10人いた。

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(2008年2月21日10時46分  スポーツ報知)

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