2008年2月25日 7時49分更新
戦争のない平和な世界の実現を呼びかけて5月に開かれる「9条世界会議」の気運を盛り上げようと、千葉市の会場まで平和を訴えながら歩く「9条ピースウォーク」が広島市でスタートしました。
「9条世界会議」は、日本の憲法9条を通じて平和の実現を呼びかけようと5月4日から6日にかけて千葉市や広島市など全国4か所で開かれます。
「9条ピースウォーク」は会場の一つとなる千葉市の「幕張メッセ」を目指して歩くもので、24日、約200人が広島市の原爆ドームの前に集まりました。
そして広島での会議の代表の1人、浅井基文さんが「戦争をしないという憲法9条の誇るべき精神を世界に発信したい」とあいさつしました。
このあと、集まった人たちは原爆ドームを1周し、千葉に向けて出発しました。
一行は平和を訴えながら71日間歩く予定で、途中、憲法記念日の5月3日に東京の日比谷公園で集会を開いたあと翌日の会議初日に「幕張メッセ」に到着することになっています。
ピースウオークの実行委員会のメンバーで一橋大学教授の浅見靖仁さんは「歩いている時に、少しでも憲法9条についてみんなで考えるようにしたい」と話していました。