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承認されていない精力剤服用の男性、一時意識不明 広島

2008年02月24日20時33分

 広島県は24日、精力剤として香港から個人輸入した無承認医薬品を服用した県北部の30代の男性が一時意識不明となり、現在も入院中と発表した。

 同県薬務室によると、男性は20日に「男根増長素」という中国製とみられる薬を服用したといい、21日夕方、県北部の病院に救急搬送された。血糖値が低下していたので、上昇させる治療を受け、現在は意識を取り戻しているという。

 県がこの薬を検査したところ、糖尿病治療に使われる医薬成分「グリベンクラミド」が、1カプセルから1日の最大使用量の12倍に当たる120ミリグラムが検出された。血糖値を低下させる副作用があるという。

 男性は同室に対して、雑誌にとじ込まれていた個人輸入代行の申し込みはがきで8箱を注文し、薬品は今年1月に香港から送られてきた、と話しているという。

 同様の製品については独立行政法人国立健康・栄養研究所が香港衛生署から健康被害の報告があるとして、注意喚起情報を出している。

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