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【長野】

諏訪市長に手作りギョーザ振る舞う 中国の研修生ら

2008年2月22日

山田市長(手前)に手作りギョーザを勧める中国人女子大生=諏訪市役所で

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 中国製冷凍ギョーザ中毒事件のさなか、諏訪市の長野国際文化学院で日本語研修を受ける中国の女子大生らが21日、山田勝文市長に手作りギョーザを振る舞った。事件に心を痛めているという女子大生は「安心して食べてください」と笑顔で勧めた。

 男子1人を含む学生7人はいずれも大連交通大学生。冬休みを利用した短期研修で来日した。大連と諏訪市は経済交流があり、その縁で学生側が“ギョーザ会食”を申し出た。皮から手作りしたという200個を市役所に持ち込み、水ギョーザにして提供。山田市長ら市幹部と食卓を囲んだ。

 湯気の立つギョーザに山田市長は「ニラが利いていておいしい。事件は1日も早く解決してほしいね」と舌鼓。4年生の王月さん(24)は「国内事件はよく分からないけど、心が痛む。ギョーザは心を込めて作りました」と話した。

 文化学院の小山透事務長は「学生の間では『なぜあのニュースばかり』の声も聞かれる。安心をアピールしたい気持ちもあったのではないか」という。

 (福沢幸光)

 

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