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【宮城】中国出身者交えてギョーザ作り

2008年02月11日

 気仙沼市に在住する中国出身者らが10日、中国の正月「春節」(今年の元日は7日)に欠かせないギョーザを地元の人たちと一緒に作って味わい、友好を深めた。

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 同市内には約400人の外国人が住み、半数以上が中国出身者。3年前から「春節の集い」を開いて交流を深めてきた。この日は中国出身10人のほか、フィリピンやクウェート出身者らを交えて約70人が集まった。

 メニューは中国東北部のハルビン風。小麦粉を練り、豚ひき肉とエビにニラ、白菜を加えたあんを包み込む2種類を1時間ほどかけて水ギョーザにした。参加した市民の一人は「みんながこれだけ丁寧に作れば、ギョーザ事件など起こらないのに」。

 講師役の昆野美玲さんはハルビンからお嫁にきて3年。「ギョーザは主人も家族も大好物でよく作ります。初めて参加しましたが、みんなに喜んでもらえてうれしい」と笑顔で話した。

 この朝、地元で収穫したばかりのワカメも持ち込まれて、早速スープに。できたてを全員で味わい、国ごとの歌や踊りを披露して春節を祝った。

 

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