ラジオカー★Goodモーニング8:30★から新鮮な情報が届きました。

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[1月31日(木)放送]

「鬼は外!福は内! 節分を前に豆まき生中継!」
出演:日向さんご一家 雅之さん、敦子さん、3歳の三つ子の男の子・雅人くん、優雅くん、雅己くん、葵ちゃん(10ヶ月)

 「オニはぁ外!福はぁ内!」と今朝は一足早く豆まきをしました。伺ったのは青葉区の日向さんご一家、雅人くん、優雅くん、雅己くんら3人の三つ子ちゃんのいる賑やかファミリーです。私が赤い頭巾と甚平姿の福の神に、そしておはようサポーター一の長身(182cm)中野渡啓一郎がトライアスロンで鍛えたマッチョな体を活かし、赤鬼に。もじゃもじゃの赤いかつら、トラ柄のパンツ、真っ赤な棍棒を手に、子ども達は泣いちゃうんじゃないかと心配するほど怖い鬼に扮したというのに「鬼になりきって頑張ります」と…。どこまでも真面目な彼でした。
 さて、その鬼の登場を前に鬼なんかこわくない!と言い張る3人。それぞれ来て欲しくない鬼がいるだけに、やっつける!という気持が強かったのかもしれません。雅人くんはピーマンやほうれん草などの青野菜が苦手なので「野菜を残す鬼には来て欲しくない」、優雅くんは「おもらしをする鬼」、雅己くんは「おもちゃを貸してと言えない鬼」だそうです。だからでしょうか、鬼が現れた途端、一転して表情が強張り必死に豆ぶつけていました。その勢いに鬼も「痛い、痛い」と言いながらあっという間に去っていきました。これで3人は、おもらしもせず、野菜もしっかり食べ、貸してと言えるようになるでしょう???
 最近は、葵ちゃんのおむつ交換を手伝おうとしたり、頼もしくなってきた3人。おもちゃの片付けは優雅くん任せなのが玉に瑕ですが、ブロック線路作りも3人力を合わせればあっという間。周りに感謝をしながら、優しい子に育って欲しい、それがパパとママの願い。きっと大丈夫!だって鬼を必死に退治するあの姿、私から見ても頼もしかったですもの。
(高橋亜由美)

中央左から雅人くん、雅己くん、優雅くん。パパのお母さまが双子なんだそうです。 鬼ともすぐ仲良くなれた3人。赤ちゃんの頃は3人同時に寝返りを打ったことも。
鬼さ〜ん、遊ぼう〜!!と優雅くん。 小さい頃は双子用縦長ベビーカーをリクライニングして使っていた3人。今は自分で歩くよ、だってお兄ちゃんになったんだもん。かわいいでしょ?この長靴!


■中継場所: 仙台市青葉区 『日向さんご一家』


[1月30日(水)放送]

「まもなくリオのカーニバル♪ 現地の熱狂ぶりを在仙ブラジル人に聞く!」
出演:アンドレア松原さん

 南半球ブラジルは今、夏。いよいよ来月2日から5日までブラジル最大の祭典、リオのカーニバルが開催されます。汗だくになりながらダンサーはもとより、観客までもハッスルしてしまう国をあげてのお祭りです。リオのカーニバルのメイン会場は「サンボドロモ」。ここでは踊り、歌、衣装など厳しい採点をクリアした実力者しか踊れず、国中のダンサー達はここで踊ることを夢見て、一年かけて準備に、練習に勤しむわけです。
 今朝は、正に実力者である泉区在住のアンドレア松原さんにお会いし、カーニバルの魅力と踊り方まで教わってきました!松原さんは仙台に住み7年、週一回宮城県国際交流協会に勤める傍ら、16才でダンスの免許を取得したことを活かし、仙台市内でもサンバ、ベリー、サルサダンスなどをレクチャーしていらっしゃいます。ご主人とはダンスの仕事で日本とブラジルを行き来する間に知り合い、ご結婚されたそうです。5才からクラシックバレエやラテンダンスを習ったのをきっかけに、7才でサンパウロを会場にしたリオのカーニバルに出場。そして16才にしてメイン会場を経験!パンデイロ(タンバリンのような楽器)やギター、観客の拍手に包まれすばらしく、カーニバルは見せるものだと実感したそうです。ナイスプロポーションにするため、一年かけて練習し運動もして、脂肪吸引もしたというのにはびっくりしました。努力の積み重ねが功を奏す、しかしながら脂肪吸引までしていたとは…。
 数年前には仙台の練習生を引き連れて、リオのカーニバルに出場したアンドレアさん。生徒たちはセンスがあって、一生懸命よ、と彼女の熱い思いが生徒さんたちにも充分伝わっているようです。またリオのカーニバルに出たい!その言葉から、アンドレアさんの体にはサンバが沁みついているようでした。
(高橋亜由美)

ジャジャーン!これがDynamite bodyしか着られないコスチューム。 SMAPや杉本彩のバックダンサーを務めるなどの実力者、アンドレアさんと。わたし、この衣装似合うかな〜?その前にダイエットかしら…。


■中継場所: 仙台市泉区
ブログ:http://belezatropicl.pokebras.jp/


[1月29日(火)放送]

「音楽で広瀬川の魅力をアピール!新曲『広瀬川』誕生」
出演:『広瀬川市民会議』 副理事長・工藤秀也さん

 仙台のシンボル、広瀬川。四季や天候、場所によって多彩な表情を見せます。穏やかなせせらぎ、時には乱れ舞うかのように…。そんな川の自然環境を守ろうと活動しているのが広瀬川市民会議の皆さんです。これまで、ごみ拾いや河川敷でのイベントを開いてきましたが、それだけでは川の大切さが伝わらないだろうと、この度新曲「広瀬川」を発表しました。昨日、仙台市内のホテルで発表会があり、多くの市民がクラシックで表された川のイメージに関心を寄せたそうです。曲は20分にも及び、「雪解け」「祭り」「川面の紅葉」「銀世界」の4つの楽章で構成されています。ちなみに「祭り」は夏の賑やかな雰囲気ではなく、雪灯篭を表現したそうです。演奏は東京ベートーヴェンカルテット、作曲は工藤さんの知人で神奈川在住の藤原真紀さんによるもの。藤原さんは何度も広瀬川を訪れては川の特徴をとらえ、弦楽四重奏だけではなく、三味線(工藤さんの奥さま、哲子さんが演奏)を入れることで川に力強い命が宿っていることを表したいと考えました。出来上がった作品に耳を傾けると、見事なまでに川の流れが音色によって表されていて、私は川が生きている!と感じました。力を発揮したら、どんな優れた人間の力でさえも呑みこんでしまいそうな勢いさえも…。
 工藤さんの自宅付近でも流れる広瀬川。温暖化の影響でここ数年は雪が少なくなってきたそうです。この曲が地球環境を考えるきっかけにもなって欲しい、そして今は夢創りかもしれないけれど、時間をかけて曲を根付かせていきたいと工藤さんはお考えです。夢はいつか実を結ぶ、その言葉に工藤さんの広瀬川への思いが感じられました。
(高橋亜由美)

工藤さんご夫妻。秀也さんは山形出身、東京で40年生活してきたが、広瀬川に惹かれ川の上流付近の作並に移り住んだ。 まるでフカフカの布団を被っているよう…。
作並の広瀬川付近では、かもしかの足跡も見られる。彼らが先住民ですから!と工藤さん。 セイコウ橋から見下ろした広瀬川。河岸段丘、川幅も狭く市の中心部で見る印象とは全く違う。


■中継場所: 仙台市青葉区新川 『工藤さん宅』


[1月28日(月)放送]

「眠った着物をサロンでリサイクル!」
出演:『(株)西村呉服店』 代表取締役・西村艶子さん、山本昌子さん

 呉服商として50年、古希を機に家庭で眠っている着物をリサイクルし、日本文化の大切さを伝えようと、西村さんは2月4日にオープンする「街サロンにしむら」に夢を託しました。青葉区中央通りのお店はこれまで通り新品の着物を扱い、サロンでは古くとも高価な着物の販売に手入れ、着付け、琴など和楽器の演奏会を開き、癒しの空間にするつもりです。サロンで扱う着物は、西村のお客さんが高齢になったなどの理由で着られなくなった高価な着物ばかり。お客さんは処分に困っているとはいえ、高いお金を出して買っただけに、着物の良さのわかる人に着てもらいたいというのが本心です。ですから売上金に一部は着物の手入れに、残りは預け主に返金する仕組みになっています。今のところ、預かっている着物は100着。しみがついた、丈が短いなどお客さんが着物を預ける理由はさまざまですが、それらを着物としてだけではなく帯にしたり洋服にしたり、蘇らせ方もまたその数だけあります。今朝西村さんが着ていた着物は、100年以上前のお母さまのものをリメイクしたものだし、和室ののれんは西村さんが幼い頃に着た羽織です。こんなふうに、形を変えて何年たっても新品のような輝きをもっていられること、すてきだねと言ってもらえるのは、もとの持ち主にとっても買った甲斐があることでしょう。お店だと敷居が高く感じられますが、サロンならイベントもあるし新品よりは安価で購入できるという理由で、着物人口の拡大にもつながりそうです。オープンはいよいよ来月4日。月曜日の午前10時〜午後3時まで、予約制で入場料は1,000円です。着物は高価、着崩れする、トイレに不便(初心者の私の疑問ですが…)などの悩み解決に、何より価値ある着物に触れられる良い機会になりそうです。
(高橋亜由美)

おはようサポーター佐々木千裕も私もそれぞれに似合う着物をコーディネートしてもらった。 右は随筆家、白洲正子着用の着物。
小さい頃、西村さんはこの羽織がお気に入りだった。こんな形で輝きを取り戻すとは…。 10年前まで西村さんが住んでいた建物を利用したサロン。大正時代の建築です。


■中継場所: 仙台市青葉区錦町1-7-23
『街中サロンにしむら』 022-261-5297


[1月25日(金)放送]

「陶のお雛様展 明日から開催!」
出演:『陶・花 * 花』 鈴木ハツミさん

 鈴木さんのお雛様は、丸みを帯びていて温かい気持ちになる、それが第一印象です。展示される50点のお雛様は全て、鈴木さんの掌で絵つけされたもの。裁縫針より細い、動物の毛で出来た筆で表情を描くこともあり、作品を窯から取り出す瞬間以上に、その時が一番ドキドキするそうです。描き直しがきかないだけに、息を止めて描くくらいですから。そして出来上がった作品は、どれ一つとして同じ表情のものはなく、心が込められたものばかり。穏やかなお雛様と眠そうなお内裏雛様、活発なお雛様の隣にはにこやかなお内裏雛さまが並び、人は自分とは違う性格の相手に惹かれるのだろうか…と。そんなことを考えながら見るのも楽しいはず!明日からの展示会で、色んなお雛様に触れてみて下さい。
(高橋亜由美)

ハツミさんは陶芸家歴8年。同じく陶芸家のご主人の智さんの影響で始めるように。 着物柄は古いお雛様を参考に。
親指サイズは最近の人気。 お客さんの一言が鈴木さんの心を動かす。日々勉強。


■中継場所: 蔵王町遠刈田温泉旭町22 『陶・花 * 花』
ブログ:http://yaplog.jp/hanahana55/category_3/

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☆☆  陶のお雛様展  ☆☆
2008.1.26(土)〜3.3(月)


◎陶と和菓子の雛祭り展
梅花堂桂店にて 9:30〜18:30(第3月曜定休)
 仙台市泉区桂3-2-8 tel 022-371-7441

◎陶のお雛様展
陶・花 * 花にて 10:00〜16:00
 遠刈田温泉旭町22 tel 080-5564-1016

元窯工房にて 10:00〜16:00
 村田町小泉寒風沢17 tel 0224-83-3580
   (ともに第1・3水曜日と木曜日定休)


[1月24日(木)放送]

「『食べれば元気〜♪』栗原パプリカがCDに」
出演:『栗原市産業経済部畜産園芸課』 課長・大場美博さん、三塚望幸さん

 栗原でもパプリカ栽培?!そうなんです、栗原市には2006年、国内最大規模のパプリカ栽培施設がオープンしていて、昨年10月にはパプリカPRCD「いつも笑顔」が製作されたんです(非売品)。実は、これを作詞したのは栗原市役所畜産園芸課の三塚望幸さん。19才、社会人1年生だけあり初々しい表情!普段は、園芸振興係として地元野菜の普及に努めています。でも何故CDに?きっかけは大場課長の一言です。昨年8月のイベント「食材王国みやぎ」でパプリカをPR、楽天イーグルスの未公認マスコット「ピーマンボンジョルノ」が栗原市のパプリカの親善大使になった折、「これだけでは淋しくないか?」と言った大場課長。それならCDでも作ろうかと賛同した畜産園芸課の皆さん、その中から三塚さんの詞が起用されたというわけです。作曲は、小学生の頃からピアノを習っている大場課長の甥の小林岳礼さん(仙台一高2年)に、編曲やパソコンによるCD製作は三浦菊雄課長補佐の息子さん、信之さんに依頼しました。かわいらしい歌声はパソコンで作られたもので、リズミカルな曲に仕上がりました。歌詞にも「ビタミンたっぷりつるつるお肌 苦くないから食べやすいよ」など、パプリカの栄養分を盛り込んだ内容でパプリカが身近に感じられます。栗原市内38の幼稚園や保育所では、この曲に振り付けをして子ども達が踊り、早く踊ろうよ〜と大人気のようです。しかも、「パプリカを食べると体が大きくなる、小学校に入れると思った」など、どうやら子ども達はパプリカに魅了されたようです。そんな子ども達に影響されたのか「将来は栗原をパプリカ色に染めたい!」と大きな夢を抱く三塚さん。そう、パプリカは生でも良し!炒めても良し!あの鮮やかな彩りは食卓を明るくしてくれます。いっぱい食べていつも笑顔でいたいものですね♪
(高橋亜由美)

今後は「いつも笑顔」を子どもの行事や物産展でも流し、栗原パプリカPRに活用したい!と大場課長(左から二番目)。中央が三塚さん、右から二番目が三浦課長補佐。このCDは畜産園芸課の皆さんの宝物です。


■中継場所: 栗原市築館薬師一丁目7番1号
『栗原市役所』 TEL 0228-22-1122
HP:http://www.kuriharacity.jp/


[1月23日(水)放送]

「まもなく開幕!長野冬季国体 ショートトラック県代表に聞く!」
出演:橋本吉晃さん(東北大学工学部2年)、沖田佳也さん(東北大アイススケート部主将)

 いよいよ週末から始まる長野かがやき国体。東北大学工学部2年の橋本吉晃さんは、競技歴わずか1年9ヶ月で、見事ショートトラックのリレー選手として国体へのきっぷを手にしました。東北大学アイススケート部から国体選手が出るなんて久し振りのこと。沖田主将は「彼は人一倍の練習量をこなす人、努力が報われた証し」とエールを送ります。
 福島県出身、中・高校時代は陸上の800m選手だった橋本さん。大学では新しいスポーツ、しかも個人競技に取り組みたいとアイススケート部の門を叩きました。体験滑走したところ、時速40〜50kmもの速さでスーっと前に進むあのスピーディーさがやみつきになり即入部。以来、週3回、国体や大きな大会を念頭に一生懸命練習をしてきました。週1回は市内のリンクで県の練習に混ざり、他2回は学校で筋力トレーニングやローラースケートなどの陸上トレーニング。油を塗り滑りやすくした板をリンクに見立てた、スライドボードも欠かせません。おかげで中距離選手だった頃と比べ、お尻や太ももががっちりとしてきました(実際触らせてもらいましたが、壁や石を押したかのようにビクともしませんでした!)。しかし、これだけの練習量では足りないと、橋本さんは自主練習も行います。常に大きな試合を想定しているだけに、積極的に指導者に教えを求め、練習日誌もつけ課題を明確に。これらの地道な積み重ねが功を奏し、国体に出場することになったのです。本番では、県内唯一のAA級(スケートはランクがあり、ショートトラックはB級以上でないと出場できない)の選手や、選手兼監督のベテラン、高校時代から続けている橋本さんと同い年の大学生とリレーチームを組みます。陸上と違い、前の走者が転んだらその選手の到着を待たずに次の走者が滑り出すこともあるだけに、自分が滑っていない間も咄嗟の出来事に対応する心の準備が必要です。そこがたまらなくおもしろいのでしょうね。
 「試合を前にした緊張感とリンクのひんやり感がモチベーションを高めるんです」と橋本さん。その表情から察するに、どうやら試合が楽しみのようです。心も体もベストコンディションで臨んで下さいね、応援してます!!!
(高橋亜由美)

スライドボード練習ではこんなに姿勢を低くする。 ボード前にはミラーも。フォームも入念にチェック!
コーナーを曲がることを想定した練習。うまく曲がれた瞬間の達成感といったら…。 沖田主将(左)はじめアイススケート部一同、橋本さんにエールを送る。


■中継場所: 仙台市青葉区川内41
『東北大学川内北キャンパス 川内体育館』


[1月22日(火)放送]

「高校生が新発見!ホヤから新素材」
出演:『石巻工業高等学校』 顧問・門脇宏則先生、天文物理部1年生のみなさん

 ホヤ殻からスピーカーの振動板が出来る?!殻はボコボコしているし、再利用なんて出来るの?それにホヤと機材が全然結びつかない…など疑問は絶えませんが、それを実際に作ったのが石巻工業高校天文物理部なんです。もともと、石巻湾に不法投棄されている殻を何とか出来ないかと考えた3年生。ならば研究してみようと動き出したのが、11人の1年生です。研究を進める内に、ホヤには「ツニシン」といい、微生物により水や二酸化炭素に分解される性質の物質が含まれていることがわかりました。ツニシンは、プラスチックの一種で硬いため、細かく砕いてから薬品を加えてそれを抽出し、更に薬品と反応させて柔軟性や弾力性の高い「アセチル化ツニシン」を作りました。この工程に2、3ヶ月も費やしたそうです。そして、アセチル化ツニシンを透明フィルムに付着させることで振動板”ツニシンフィルム”が完成!これを小さな円盤状の板と密着させ、携帯電話と繋ぐことで高音質な音を発することに成功したのです。もちろんこれは、大型スピーカーにも対応できます。本当にホヤ殻がスピーカーの振動板になるか?と部員達は半信半疑だっただけに、音が出た瞬間は歓声が上がったそうです。今、ツニシンの研究に取り組んでいるのは京都大学以外ないこと、危険な薬品を使って実験をしただけに喜びもひとしお。将来は、市販化されるように…と願う彼ら。これで日本水大賞の奨励賞や環境甲子園で優秀賞を受賞しただけに、それが現実となる日もそう遠くはないでしょう。
(高橋亜由美)

ツニシンフィルムーホヤ殻を使っているなんて想像できません。 携帯型のスピーカー振動板。 本番後、部員達は授業出席のため門脇先生と。


■中継場所: 石巻市貞山5-1-1
『石巻工業高等学校』 TEL 0225-22-6338
HP:http://ishiko.myswan.ne.jp/


[1月21日(月)放送]

「ニホンザルは焼き芋にどんな反応をするのか!?」
出演:『仙台市建設局八木山動物公園』 飼育課 課長・永山雄一さん

 八木山動物公園のニホンザル44頭の朝食タイムは午前10時。ペレットというサル用の固形物や細かく刻んだニンジンやリンゴなどで、午前8時、サル山に到着した私を飼育員と間違ったのか途端に吊り橋を渡り始めたり、観覧車でクルクル回ったりとアピールし始めた彼ら。若生アナは外敵と思ったのでは?と失礼なことを言っておりましたが…。そんなサル達の好物はバナナ!では、焼きイモにはどんな反応を示すか?そんな観察会が昨日、開かれました。この企画は、愛知県犬山市のモンキーセンターで屋久島由来のヤクザルが毛が焦げるほど焚き火に近づくことがわかっているのに対し、福島由来の八木山のサルはどうか調べてみようというのがきっかけで行われました。サル山内で火を起こしたのは永山さん。顔が真っ赤になるくらい、ピーピー火を起こしているのに、サルは興味深げに遠くで見るだけ。どうやら火が怖いようです。しかし、永山さんが新聞紙やアルミからイモを取り出すと、そこからが争奪戦。オス、メス関係なく、力の強い者からラグビーボールを掴むかのような手つきでイモを持っては走る、走る。熱いので途中で落とすと、別なサルが素早く手を出しては走る、走る。お母さんが子どもに分け与えることもしないそうです。また、ボスのイサゴ(オス・18才)が一番早くイモを掴んだり、イサゴが掴むまで他のサルは手を出さないということもないそうですが、彼のイモを横取りする者はいなかったそうです。
 27日にも開かれる観察会。昨日の会を通し、サルがサツマイモは甘くておいしいと覚えているかどうかが観察のポイントです。サルの力関係も間近に見られのも楽しいですよ。
(高橋亜由美)

氷点下3℃。太陽の光を一身に浴びるサル達。ドテンと寝ちゃうサルも…。 オレがイサゴ。去年の夏からボスになったゼ!永山さんには横暴で我がままって言われるけれど、男はこれくらいでなくっちゃ!
もう2才になったけれど、お母さんにおんぶしてもらうのが大好きなんだ。 ウッキー!!!44頭中、最高齢はメスのムツ。なんと私と同い年!厄年ですね…。


■中継場所: 仙台市太白区八木山本町1-43
『仙台市八木山動物公園 サル山前』 022-229-0631
HP:http://www.city.sendai.jp/kensetsu/yagiyama/


[1月18日(金)放送]

「子育てファミリーの防災ハンドブック好評!」
出演:『特定非営利活動法人せんだいファミリーサポート・ネットワーク』 理事・小川ゆみさん

 現役ママが自ら取材をし発行した「地震に強いママになる!子育てファミリーのための地震防災ハンドブック」。発行から4ヶ月、すでに全部数の三分のニが配布されました。新潟の子育て支援室とのつながりもあるので、避難所で必要だと思ったもの(乳幼児用の部屋、年齢に合った食事など)も掲載され、これからママになる方、パパにも手に取って頂きたいものです。取材をした「のびすく仙台情報ボランティア」の5人のママたちが一番感じたのは、準備以上にもしもに備えてのシュミレーションが一番大事だということ。普段からいざというときどうするか役割分担を話し合ったり、町内会や自治会に普段からこうして欲しいと働き掛けたりすることです。また、部屋をシェルターにすることも大切。子どもは寝ている時間が長いので、寝室には子どもの目線より高いものは飾らない、家具の転倒防止に努めましょう。非常用持ち出し袋にはおむつや抱っこヒモ、避難所でも遊べる音の出ない普段使っているおもちゃ(絵本、ぬいぐるみなど)を入れること。子どもは成長が早いので、持参する洋服は3ヶ月に1回は見直しましょう。
 地震が起こった時、親が冷静に対応することが子どもに安心感を与えます。5年前、震度5弱の地震を体験した小川さんはあまりに強い地震でパニックになり、それを見た当時2才のゆずちゃんと4才のこうよう君は泣き出してしまったそうです。その後も、電車やバスなど少しの揺れでも泣くことがあり、地震が何だかわからない子ども達にはかなりショッキングだったことから、ハンドブック作りにも力を入れました。
 このハンドブックは、青葉区中央ガス局ショールーム3F「仙台市子育てふれあいプラザのびすく仙台」で配布の他、返信用切手を同封しての郵送もしています。ママのみならず、多くの方に見て頂きたい一冊です。
(高橋亜由美)

被災地では安全な水やお湯が充分でないことも想定されるだけに、母乳が赤ちゃんに安心感をも与えるというメッセージも。 もしものことを考えると9ヶ月のグローリアちゃんのことも心配になる。 だって、こんなに元気なんですもの。


■中継場所: 名取市
『仙台市子育てふれあいプラザのびすく仙台』 TEL 022-726-6181
HP:http://www.nobisuku-sendai.jp/


[1月17日(木)放送]

「今が最盛期! 冬の風物詩 ヨシ刈り」
出演:『(有)熊谷産業』 会長・熊谷貞好さん

 どこまでもどこまでも続く石巻の北上川沿いのヨシ原。河口から上流10キロ付近まで、ずっとヨシの生い茂っているんです。こんなに広大なヨシ原は全国的にも珍しく、山に抱かれたロケーションも手伝ってか写真撮影に来る人も多いそうです。背丈3m、ツルツルした感触でしっかりした固さ、今年のヨシは昨年以上に立派に成長してくれました。かやぶき屋根やよしずの材料になるこのヨシの刈り取り作業が今、最盛期を迎えています。作業するのは、熊谷産業の皆さん。ここは日本唯一のヨシ刈り、かやぶき屋根工事の専門会社で、旧有備館や名取の武家屋敷洞口家のかやぶき屋根、地元釣石神社の茅の輪も手掛けています。今年は12月初旬から、デンマーク製の大型刈り取り機で根元から刈る作業が始まりました。今朝の中継時は、川は満潮でヨシ原にも水が浸入していたためまだ刈り取れず、昨日までに刈ったヨシを束ねていましたが、何せ背丈が3mもあるものですから、トントンと根元を揃えるのも一苦労です。
 ところで何故、デンマーク製の刈り取り機なのでしょうか?実はヨーロッパやアジア各国でもヨシは茂り、かやぶき屋根の家々が多いのだそうです。そのためヨシズの材料も輸入ものが多くなったなとこの道55年の熊谷会長。北上のヨシは、追波湾と北上川の水が入り混じりので固くしっかりしたものになります。だからこそ、日本のヨシを、北上のヨシを守りたい!と大阪や広島からの熊谷産業に就職する若い人もいるそうです。今は、フィリピンやモンゴルからも研修生がおり、モンゴルのビルゲさん(25)はモンゴルより寒いと言いながら熱心に作業しています。
 工事や宅地開発が進み、周りの風景も少しずつ変わっているはずなのにヨシ原だけは変わらない。便利さだけを求めがちな今、末永くこの風景を残したい!そんな思いで3月まで作業が続きます。
(高橋亜由美)

防波堤から見下ろしたヨシ原。まだ日本にもこんな風景があったのか…。 引潮を待っている間、束ねたりとやることはいっぱい。 昔はカマで刈ったもんだ、と熊谷会長。
小雪のちらつく中、どこまでも真っ直ぐ伸びるヨシ。強い風揺れる音は日本の音百選でもある。 釣石神社の茅の輪も北上のヨシ製。くぐると合格するんですよ。 熊谷会長宅。以前はかやぶき屋根の民家はよく見られたが…。


■中継場所: 石巻市北上町橋浦字南釜谷崎340
『(有)熊谷産業』 TEL 0225-67-2045
HP:http://www.kayabukiyane.com/


[1月16日(水)放送]

「小正月の伝統行事を受け継ぐ少年たち 〜東松島・宮戸『えんずのわり』〜」
出演:えんずのわり保存会会長・小野勝見さん、小野竜志くん、鈴木秀幸くん、小野凌輝くん

 東松島市宮戸(旧鳴瀬町)の月浜地区に200年も前から伝わる小正月の鳥追い行事「えんずのわり」。毎年1月11日から16日まで、月浜地区の小2〜中3までの子ども達が五十鈴神社の岩屋で寝食をともにしながら、14日夜には「えんずのわりとうりょうば(意地の悪い鳥追えば)…えーどがすんまさなんがせ(島に流せ)」と長さ2mの松の棒を片手に唱えながら各家々をまわります。家内安全、豊漁、商売繁盛、各家庭により祈願することは様々ですが、行事に参加する子ども達には「元服前後、寝食を共にすることで社会の厳しさを知って欲しい」という昔からの教えがあるんです。だからあくまで自主性を重んじるのですが、対象学年になると当たり前のように参加するのが月浜地区の子ども達のようです。今年は、小6が3人、中学生4人が参加。小6の竜志くんも秀幸くんも凌輝くんも小2から参加しています。期間中は午前4時起床、神社の掃除とお参りを済ませたら朝食の準備。朝も夜も、ご飯と味噌汁(油揚げ、大根、にんじん)だけの精進料理。もちろん自分達で協力して作りました、鍋と釜とやかんを地域住民から借りて。凌輝くんは、かつてこの行事に参加したお父さんから「お父さんの頃が参加者がたったの4人。料理はてきぱきと!」とアドバイスをもらっていたのでその通りにしたつもりです。早起きも辛かったな…、と竜志くん。3人が口を揃えて言うのは、本番の夜の寒さが厳しいのなんのって。そんなとき皆の励みになったのは「あと少しだから頑張って!」という地域の人達の温かい言葉。それからご祝儀も!24,130円ももらった秀幸くんは、大切に貯金するそうです。
 今朝5時に解散し、ほっとした様子の3人。来年は小学生が今1年生のカイトくんだけになる分、中学生になった自分達が引っ張っていきたいともう意気込んでいます。このように頼もしいのはえんずのわりで鍛えられたからかな?
(高橋亜由美)

「えーい えい 商売繁盛するように 井戸はいい水わくように」と再現する3人。 おぉ寒い!
宮戸小6年生は9人。室浜や大浜からも通う。左から小野会長、佐々木校長、右が担任の安倍浩一先生。 この岩屋に滞在。朝は食事後、自宅で学校の準備をしてからそこから登校。 岩屋の中をちらっと拝見!


■中継場所: 東松島市宮戸字二ツ橋1
『東松島市立宮戸小学校』 TEL 0225-88-2209
HP:http://miyato.myswan.ne.jp/


[1月15日(火)放送]

「学食で食糧問題を考えよう!日本SHOCK!(食)フェア」
出演:東北大学法学部2年 保理利光さん

 朝食は茶碗一杯のごはん、ふかしたジャガイモ二個、きゅうりとカブの漬物一皿。昼食は、焼きいも二本、ふかしたじゃがいも一個、リンゴ四分の一個。夕食は茶碗一杯のごはんに焼きいも一本、焼き魚一切れ。献立は全て日本で自給された食物です。案外満腹感は得られますが、こんな食事が連日だとしたらどうでしょう?食べ続けることはできるでしょうか?しかし日本の食糧自給率は39%、先進国中最下位で6割以上が輸入に頼っているのが現状です。今、オーストラリアでは大干ばつ、アメリカは地球温暖化で穀物の生産量が下がり輸入がいつまでも続くという保証はどこにもないのです。そこで国民に危機的意識を高めてもらおうと開催されるのが「日本SHOCKフェア」。もともと安全保障の課題に取り組んでた東北大学法学部の5人の学生が、研究を続ける内に食糧安全保障について考えるようになったのがきっかけで企画されました。具体的には前述の農水省考案メニューを今日と明日の二日間、午前8時から午後8時まで東北大学川内北キャンパス厚生会館内第1食堂で出して(毎食限定各30食、一般の方も入場可、300円前後)学生や一般の方の意識を高めてもらおうという内容。3食合わせて2,020キロカロリーで、これは昭和20年代後半のカロリー水準になります。厚生労働省によりますと、現代の20代の男性の一日の摂取カロリーは2,560キロカロリーですから、このメニューで栄養失調になることはないと考えられます。とはいえ、今の食生活に比べると質素で、味はあっさりし過ぎて物足りないというのが正直な感想。思わず醤油などの調味料を求めてしまいたくなります。しかし、醤油の原料である大豆の自給率はわずか24%。じゃあフライドポテトにしてみようと言ったところで、油の自給率は3%ですからそれも無理。これから私達がどうすればいいか、見えてきますね。
 今後、保利さんらは農水省や厚労省に働きかけて教育現場で問題提起したり、食糧自給率を見つめ直す機会を増やしたいと考えます。ファーストフード、ファミリーレストランの味に慣れた子ども達がどんなことを感じるか、そこでも課題が浮き掘りになりそうですね。
(高橋亜由美)

朝食メニュー。これじゃあ満腹感を得られないという学生の声も。保利さんらも、自分でも食べたいとは思わなかったと。 食糧自給率について考える佐分利応貴助教授と学生たち。保利さん(左)の実家は米農家。


■中継場所: 東北大学川内北キャンパス 厚生会館内第一食堂


[1月14日(月)放送]

「きょうは成人式・新成人に聞く!」
出演:『仙台市成人式運営スタッフ』 委員長・加藤発(アキラ)さん(東北学院大学教育学部情報科学科2年)

 昨日、県内の殆どの市町村で成人式が行われ、今日は仙台市の成人式。市内の新成人1万3,027人の一人、加藤発(アキラ)さんは式の運営スタッフ委員長。去年秋から新成人の運営スタッフ10人で、第二部「交流広場」の準備をしてきました。ペットボトルのキャップを利用してのアート作りや、体力測定、お世話になった人へ送るハガキコーナーでは、迷わず親御さんへありがとうとしたためるそうです。運営スタッフを始めたのは、夏休みに小学校のプール監視員をやっていた時、教頭先生に声掛けされたからですが、中学時代には学級委員、式の後の大沢中同窓会の幹事も務めるなど皆をまとめるのは得意なんだそうです。しっかり者だし、他の運営スタッフも助かったんじゃないかな?
 式が成功するかどうかドキドキという発さん。この生出演もあったし尚更です(ありがとう!)。だからでしょうか、大人になったという実感はまだ湧きませんが、やってみたいことがあります。それは、北海道・九州への電車の旅。自分探しの旅になるのでしょうか?ゆっくり周遊したいのだそうです。一方で大人になっての不安は、責任ある立場を貫いていけるかということ。最近、自動車免許も取得し大人への第一歩を踏み出しているだけに心配なことは数知れず。発さん、そんな時は無理せず周りの大人に頼っていいんですよ、一人で頑張らないで。
 将来は、生徒に慕われる中学校の数学の先生を目指している発さん。今のまま、しっかりした自分を持っていられれば夢はそう遠くないのではないでしょうか。心から成人おめでとうございます。
(高橋亜由美)

1才の頃。お母さんが懐かしそうに眺める大切な写真。 中1野球部だった頃の発さん。いよいよ反抗期?! スーツやYシャツ、ネクタイは自分で選び、お母さんが買ってくれた。感謝、感謝です。


■中継場所: 仙台市青葉区 加藤さん宅
仙台市教育委員会HP:http://www.city.sendai.jp/kyouiku/syougaku/seijin/index.html


[1月11日(金)放送]

「仙台いちご 今が旬!」
出演:小野栄一さん、きみ子さん、ひで子さん

 ワハハハ…、と笑いの絶えない小野さんご夫婦。81才とは思えないエネルギッシュなその様は、いちご(とちおとめ)にも影響しています。コロンコロンして真っ赤に熟したいちごは、早朝の方が輝きがあるので午前6時半から摘み取り開始!わずか2時間で、きみ子さんは6箱分も摘みました。今年は12月から収穫が始まり、今のところ病気にもかからず虫もつかずまぁまぁの出来。「赤くて大きいのを取りさいん」ときみ子さんに言われるままに頬張ったいちごは、ジュルジュルジュルっとした瑞々しさ、口いっぱいに広がる甘さと程よい酸味、大きくて一口では食べきれませんでした。暖かくなると実がつき過ぎて、小粒になるので今は贅沢に食べられる時季なのかもしれません。暖房を入れる農家もありますが、小野さん宅では11月初旬から裸電球で日の短さを補い、イチゴに春が来たと勘違いさせて花芽をつけさせたり(電照栽培)、夜は二重構造のハウスの上に井戸水を流して暖房代わりにしたり、おいしく作るための工夫をしています。

 「美人になりきれなかったイチゴ」と四角っぽいイチゴを差し出したり、「イチゴは騙され易い(電照栽培)から」とおっしゃたり笑いっぱなしの中継でした。これじゃあイチゴもすくすく育ちますわ…。
(高橋亜由美)

夜はパイプから井戸水が流れるビニールに流れる仕組み。 ベッド(苗床)は会社勤めの息子さんが作ってくれた。 小野さん夫妻はいちご農家30年、娘のひで子さんが二代目。
笑顔は最高の化粧とは正にこのこと! きみ子さん曰く「美人になりきれなかったいちご」。味は申し分なし!!! ジャムも手作り!鍋でグツグツ、焦がさないように煮るのが大変。


■中継場所: 亘理町吉田


[1月10日(木)放送]

「味わいある蓄音機の音色を楽しめる 秋保ふれあい小さな美術館」
出演:館長・後藤勇さん・良子さん

 「ふれあい小さな美術館」、名前だけでもほっこりしますが、中はもっと温かい気持にさせてくれるんです。ここは2005年3月に定年した後藤さんご夫妻が自宅を開放してオープンさせた喫茶店も兼ねた美術館で、勇さんが35年もかけて集めたこけしや古伊万里などを展示しています。ここで一際目を引くのが蓄音機。なんと7台も所有!20年前、泉区内の西洋アンティーク店で聴いた音があまりにも懐かしく耳から離れず、ついにコレクターデビューしたそうです。今や針は仙台市内では手に入らず、ネット-オークションが頼り。特に針の太さで、微量ながらボリューム調整もできるので大切に扱うそうです。
 今朝は1927年、アメリカ製の卓上蓄音機で、美術館のテーマ曲「LIMELIGHT」を聴かせて頂きましたが、チャップリンの世代ではない私でさえも懐かしい気持になりました。スクラッチノイズ(針とレコードの摩擦音)、包み込まれるような大きな音のナビゲートでその時代に遡ったような気持とでもいうのでしょうか。時計の針は一瞬にして当時に巻き戻されました。このように蓄音機には、昔懐かしい音が人の機微に触れ、クリアなCDでは汲み取れないことだと後藤さんはおっしゃいます。蓄音機に惹かれ始めた20年前から漠然といつか美術館を開きたい、と思いを温め続けてきた後藤さん。そばで支えてくれた良子さんに感謝しつつ、蓄音機の音色に耳を傾けながら挽き立てのコーヒーを飲む、これこそが至福のひとときです。明日は秋保・里センターで14時開演、「蓄音機で気軽な名曲コンサート」が開催されますので、思い出のあの頃、場面を思い出しに出掛けてみませんか?
(高橋亜由美)

温泉の帰りに立ち寄るお客さんも多いそう。 至福のひとときを皆で共有したい。
78回転のSPレコードはずしっと重い。 はじめは美術館オープンなんて出来るとは思わなかったけれど、今では良子さん手作りケーキや料理は大人気!


■中継場所: 仙台市太白区秋保町湯元字除4-27
HP:http://hb2.seikyou.ne.jp/home/g-136/


[1月9日(水)放送]

「受験シーズン到来 いま人気です!“学都仙台発 秀才文具パック”」
出演:代表取締役・赤井澤正志さん

 受験シーズン到来!受験生の親御さんの気持、何より受験生自身の不安、よーくわかります。滑る、落っこちるなど普段使っていた言葉なのにやけに敏感になったり、初詣では絵馬に願いをしたためることも忘れませんでした。入試当日だって、受験票と筆箱を握り締めては「大丈夫だ!」と自分に言い聞かせたりしたものです。
 そんな受験生の強い味方なのが10月に発売された「学都仙台発 秀才文具パック(税込¥1,780)」です。「仙台オフィスサプライ協同組合(仙台圏の文具販売会社で組織)」が仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに向けて文具の土産品を!と東北大学大学院工学研究科の堀切川一男教授に相談したところ、教授から秀才は柔らかい鉛筆で素朴な紙に書いて覚えたものだという意見を頂戴し、ざら紙と芯が柔らかく色の濃いB鉛筆5本セットを始めとする9品セットが誕生したのです。秀才が生んだ品、随所に工夫が見られます。鉛筆の表面には「FINE GOOD VERYGOODEXCELLENT]と印字、削る度に高い評価の言葉に達しやる気が湧きます。またざら紙は、50枚目には「学問に王道なし」、75枚目には「目標達成後の具体的イメージを描こう」と堀切川教授からの応援メッセージが記されているんです。「受験生は黙々と一人で勉強しているだろうから…」と赤井澤さん。このパック、当初は年間で2,500個の販売を見込んでいましたが、3ヶ月で1,300個も売れるという人気ぶり。しかもお土産にしたり、受験生のみならず懐かしさを覚えたお年寄りは便箋替わりに購入することもあるそうです。
 書いて書いて書きまくって覚える−これが秀才への近道といえそうです。スタートは遅くないです!という赤井澤さんのお言葉、とても心強かったです。
(高橋亜由美)

仙台市内の文具店や仙台駅2Fのキオスク等で販売。 パックに入っている下敷きには「秀才への三か条」が。
鉛筆がどんどん短くなると「勉強してる!」という実感が湧く。 このネーミングに惹かれて手に取る人も多いことでしょう。


■中継場所: 名取市手倉字諏訪525 022-383-8370
HP:http://www.nakadabussan.co.jp/


[1月8日(火)放送]

「いよいよ来週どんと祭・裸参りの衣装準備で大忙し!」
出演:『(株)ホズミ』 代表取締役・八月朔日幹夫さん

 14日(祝)の大崎八幡宮のどんと祭を前に、裸参りの衣装が一式揃うホズミでは今週、衣装の引渡しで大忙しです。大崎八幡宮以外の神社でも裸参りが行なわれることもありますが、八幡宮だけでも昨年は101団体、延べ2,550人もの人たちが参列しましたから、電話やFAXは鳴りっぱなし。最近は会社やサークルの他にも親子、一人や二人など個人参加、学生においては当日急にやってみたくなってホズミに駆け込む、そんな姿もあるそうです。
 お参りする際の格好は、清らかが心を表す「白」で統一。口に含み紙を挟むのは、八幡の神様に直接息を吹きかけないようにするためと私語を慎もうという意味があります。また、腰の注連縄は不浄なものを追い払うために巻くそうです。チリンチリンチリーン、右手に持つ鐘の音が聞こえると「あっ、裸参りだな」と振り向き、鳥肌のたつほど厳しい寒さの中、それでも一歩一歩踏みしめるようにゆっくり歩く皆さんを見ては、見も心も引き締まる思いがします。御神火が見えた瞬間といったら、どれだけほっとすることでしょう。無病息災、家内安全、商売繁盛を願いながら注連縄を納めた後もお参りする心を忘れない、そんな皆さんの姿が今年は1月14日に見られます。
(高橋亜由美)

今朝の気温は4℃。気温のわりには手がかじかむような寒さ。さて14日は…。 鐘は神様にお知らせする意味がある。 私語を慎むため、目配りが絆を強める瞬間なのでは?


■中継場所: 仙台市青葉区八幡4-3-5
『(株)ホズミ』 022-233-1011


[1月7日(月)放送]

「きょうは七草粥を食べよう」
出演:『白石市食生活改善推進連絡協議会 ヘルスメイト白石』 会長・大森りつさん

 「何たたく 七草たたく 何たたく 唐土の鳥のわたらぬ内に 何たたく 七草たたく♪」と歌いながら、テンポよくまな板の上で刻まれる七草。ところで、七草を全て言えますか?見分けることは出来ますか?セリ、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)くらいなら料理若葉マークの私でもクリア!ここからが大変。ナズナはかいわれ大根のように葉が小さくモジャモジャし、ゴギョウ(ハハコグサ)はウサギの耳のように葉が長いのが特徴。他に、ハコベラ、ホトケノザも覚えなくちゃいけないので、嫁いだ頃、それらの野草を路地に摘みにいった大森会長も混同したそうです。
 七草粥には唄にあるように、唐土(中国)の害鳥が来ないようトントンとまな板の上で刻むことで追い払い五穀豊穣を願ったという説や、おせち料理で疲れた胃を休めて粥を活力源にして欲しいなど諸説あります。白石では一口サイズのお餅を入れて塩で味付けするのが特徴ですが、これも土地によって、家風によって異なるようです。大森会長手作りの七草粥は、あっさりして素朴な味。今日のような寒い日なら、一層身体が温まりますし、胃が和むのが体内でも感じられます。
 飽食といわれる昨今、こうした正月行事があることを孫の世代にも伝えたい!そんな思いで、白石ヘルスメイトの皆さんは今日の七草粥試食会を開きます。先人たちは、七草粥を食べてビタミン類を補充し、明日へのエネルギーに変えたのでしょうね。
(高橋亜由美)

■中継場所: 片倉家中武家屋敷旧小関家(白石市)
『白石市教育委員会 博物館建設準備室(中央公民館内)』 0224-22-1343


[1月4日(金)放送]

「年末年始の冷え込みでゲレンデは最高!」
出演:『みやぎ蔵王えぼしスキー場』 市川知明さん

 「ゲレンデがとけるほど恋したい〜♪/広瀬香美」が聞こえてきそうなほど、真っ白な雪山。午前8時半オープンのみやぎ蔵王えぼしスキー場、石子ゲレンデは積雪65cm、下の方になると40cmでもう一降り欲しいところ、と市川さん。でも、年末直前に雨が降って困ったことを思い出すと恵みの雪だなぁとも…。松本や柏、大阪に福岡、香港や韓国からもスキーヤーが訪れるところをみると、皆さん待ち焦がれていたのでしょうね。角田市からお父さんと来た毛利柊ちゃん(小4)と吹雪ちゃん(小1)も、今日が初滑り。スノーボード歴6年のお父さんに勧められて始めたところ、楽しいのなんのって!お父さんも、娘達は覚えが早くて今年中にはマスターできるだろう、と教え甲斐のある様子でした。いいな〜、マスターできるなんて。私はソリでいいや!と侮っていましたが、実際滑ってみるとこれが難しい!想像以上にスピーディーだし、傾いちゃうし、しまいには「ガタガタでしたね」というお便りが…。でも、誰もいないゲレンデにソリ滑りの跡をつける、なんだか快感でした。
 19日(土)には雪上花火大会も開かれるみやぎ蔵王えぼしスキー場。真っ白なゲレンデと、漆黒の空に映る花火。想像しただけで素敵ですね。是非、足を運んでみて下さい。7日(月)からは通常営業です。
(高橋亜由美)

春はスイセンが咲き誇るゲレンデ。それを忘れるほど真っ白に様変わり。氷点下0℃です。 ソリに乗って…。市川さんのリードで出発! キャー!!!


■中継場所: 蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内
『みやぎ蔵王えぼしスキー場』 0224-34-4001
HP:http://www.eboshi.co.jp/te/index.php


[1月3日(木)放送]

「新春特別企画!現金硬貨つかみ取り大会A」
出演:集まってくれたリスナーのみなさん

 Goodモーニング新春特別企画・現金硬貨つかみ取り大会二日目、昨日の最高額を上回る金額が出ました〜!50円硬貨の佐久間さん。見事6,700円を獲得!今は冬休みですが、普段から利府で仕事を終えると石巻まで足を延ばして駅内のふたごの湯に浸かる常連さんです。獲得したお金は勿論、温泉回数券に充てて、余ったらチゲ鍋を食べたいですとのこと。初売りでポケットティッシュしか当たらなかったのは、ここに福があったからなんですね。
 次いで5円硬貨、915円掴んだ石巻市鹿又の斎藤さん。お正月は、奥さま手作りのおせちやあんこ餅を食べてのんびり過ごしました。つかみ取りの応援に、昨年の挑戦者で親戚の高橋さんが駆け付けて下さいました。そして10円硬貨の東松島市の若林さんは640円。箱から手を抜く際、箱まで持ちあがるほどの勢いでしたが残念ながら500円硬貨は一枚も入っておらず…。でも元日、福引で5,000円が当たったラッキーな男性です。
 今日はこの他、舟形アグリ生産組合の佐々木茂さんよりリスナープレゼントとして頂いたあぶら麩と納豆を参加者の皆さんのお土産とさせて頂きました。「楽しかった〜」、「Goodモーニングはいつも聴いてるよ」の一言に今年も頑張ろう!と決意を新たにした私でした。皆さん、ありがとうございました。
(高橋亜由美)

石巻河北インターより東へ500m。上品山に抱かれて…。 午前8時15分までにこんなに集まって下さったんです。
おはようサポーター、高倉美穂子によるくじ引きで挑戦者3人を選出。 右より若林さん、佐久間さん(白石より参加)、斎藤さん。 地元有志の皆さんによる獅子舞。無病息災を願ってパックン!


■中継場所: 石巻市小船越字二子北下1-1
『道の駅 上品の郷』 TEL 0225-62-3670
HP:http://www.joubon.com/


[1月2日(水)放送]

「新春特別企画!現金硬貨つかみ取り大会初日!!」
出演:集まってくれたリスナーのみなさん

 Goodモーニング新春特別企画・現金硬貨つかみ取り大会初日、ラジオを聞いて来て下さった皆さんに感謝しつつお年玉も差し上げようという恒例の企画です。今年も5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨のザクザク入った箱にはボーナスコインとして500円硬貨を加え、10秒で一掴みしてもらいます。
 5円硬貨は宮城野区の佐藤さん、友人を送る車内でたまたまTBCラジオを聴いていらした男性です。寝正月を過ごしていただけにラッキーな方!790円でした。おいしいランチでも食べて下さい。10円硬貨は、宮城野区の伊内さん。腕まくりして掴んだ結果は1,440円。5ヶ月の孫のリョウタ君のおしめ代にするそうです。そして50円硬貨は、お正月も日課の散歩を欠かさない宮城野区の木村さん。6人のお孫さん達に囲まれてワイワイ過ごしているお正月、掴んだ3,950円は、お孫さん達に何かプレゼントして残ったら自分の分という、こちらもお孫さん思いのおじいちゃんです。
 さぁ、明日はどんな結果になるかな?
(高橋亜由美)

ピース!集まって下さった皆さんと。 つかみ取りに参加できるのは3人。くじ引きの瞬間。 おはようサポーター、中野渡啓一郎による勘定。


■中継場所: 仙台市宮城野区榴ヶ岡
『榴ヶ岡公園』


[1月1日(火)放送]

「商売繁盛企画A・初詣客で大賑わい!」
出演:『大崎八幡宮』 権禰宜・宮ア徳寛さん、ワッキー貝山さん

 一年の計は元旦にあり−年明け8時間が経過する大崎八幡宮には大勢の参拝者が訪れ、人が途切れることがありません。カランカランカラ〜ンと鐘を鳴らすのは神様にお知らせすることを表し、その後は二礼二拍手一礼。青葉区八幡在住の80代の女性は今年年女。もう60年も「お八幡さま」に初詣にいらしてる方で、長生き出来ますようにと願いました。初詣を済ませると熊手や破魔矢を求める人の姿あり、おみくじを引く人ありと様々です。「人に尽くすようにって書いてある。充分尽くしているつもりなんだけれど」と大吉を引いた奥さんに、「女性は尽くさなきゃな〜」と旦那さん。こうして家族でおみくじの感想を言い合うのも正月ならでは。無病息災、家内安全を願う大人達をよそに久し振りにうっすら積もった雪にはしゃぐ子ども達。冷たい雪の感触を素手で確かめる、正に子どもは風の子です。
 今年も健康一番、穏やかに過ごせますように…(本当はもっとお願いしたいことがあるけれど)。
(高橋亜由美)

社殿全体が国宝。 初詣、神職の皆さんにとっては体力勝負です。
深々とおじぎをするワッキーさん。元旦から仕事、子どもに会いたくなってきたー!とつぶやく。 福島県郡山市に住むカズキ君も雪におおはしゃぎ。おはようサポーター、石上雄太と雪合戦!


■中継場所: 仙台市青葉区八幡4-6-1
『大崎八幡宮』 022-234-3606
HP:http://www.okos.co.jp/oosaki/


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