韓国・ソウル中心部の観光名所「南大門」(崇礼門=韓国国宝1号)の全焼を受け、世界遺産で国宝・姫路城(姫路市本町)の保存活動に取り組んでいる市民団体「姫路城を守る会」(会長=米田徳夫・ヤマトヤシキ会長)などが15日から、南大門復興募金を集める。5月末までで、集まった募金は韓国に送ることにしている。
同会は68年に設立され、市民ら約600人が城の清掃活動などを行っている。火災を知り、「国を代表する文化財を守る者として、他人事ではない。復興の手助けになれば」と募金活動に乗り出すことにした。
姫路城管理事務所の協力で14日夕、登閣口に募金箱を設置。火災を伝える新聞記事なども掲示し、15日の開門時から観光客らに募金を呼び掛ける。受け付け時間は午前9時~午後4時。【久野洋】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2008年2月15日