【ニューヨーク23日時事】米ニューヨーク・タイムズ紙のオンブズマン役を務めるパブリック・エディターのクラーク・ホイト氏は23日、共和党の大統領候補指名獲得を確実にしているマケイン上院議員が8年前に女性ロビイストと親密な関係だったと疑わせる報道は適切ではなかった、との論評を同紙(電子版)に掲載した。
この中でホイト氏は、この記事は女性ロビイストとの関係を同議員の側近たちが懸念したという程度の証言や情報を基に執筆されていると断定。「ボスが女性と正しくない関係を持つのではないかという匿名の部下たちの想像や心配を報道することは間違っていると思う」と切り捨てた。
21日付の同紙は同議員と女性ロビイストとの疑惑を報道したが、同議員はこの女性との関係や便宜供与を全面否定した。記事をめぐっては同紙に2400件を超えるコメントが寄せられており、大半が抗議の内容だという。
[時事通信社]